スーパーフード亜麻の種(亜麻仁油)のサプリメント効果

 日本ではあまり見かけませんが、海外ではスーパーにて普通に売られているスーパーフード。種は小さいが100g当たり脂肪41 g、食物繊維28 g、タンパク質20 gと豊富に含まれています。
 最近、亜麻の種子から得られる亜麻仁油(アマニ油)にオメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸が豊富に含まれることから、脳に良いサプリメントとして販売されています。ドイツでは慢性の便秘、緩下剤誘発性結腸障害、過敏性腸症候群、腸炎、憩室炎での使用を承認しています。
 効果としては学習能力や記憶力の向上、認知症予防、アレルギー症状の緩和、血流改善、エストロゲン作用、便秘解消、高血圧、動脈硬化、心血管疾患、骨粗しょう症、糖尿病、がんなどの生活習慣病予防など様々な効果があると言われているが、十分な科学的根拠はありません。
 安全性については、食品に含まれる量を摂取する場合は問題ないが、妊婦・授乳中の女性については十分なデータがないため摂取を避ける。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載)

地中海に面した地域で汎用されているオリーブオイルの効果

 オリーブオイルは地中海に面した地域(イタリア、スペイン、ギリシャなど)で汎用されています。ギリシャでは日常的に様々な料理に使われ、消費量は世界一。他の食用油脂に比べて酸化されにくく固まりにくい性質を持つ。
 ポリフェノールと良質の脂肪がからだと脳のエネルギー源となるほか、関節や粘膜の炎症を抑える効果があるという。主成分であるオレイン酸は腸を刺激して排便を促す効果があります。ただし体質によっては、過剰摂取により下痢を起こす場合もあると言われています。
 オリーブオイルは大腸がんの予防として注目されています。日本では男女ともに大腸がんが急増していますが、オリーブオイルを大量に使っている南イタリアやギリシャ、スペインでは大腸がんが少ない。また、高GI食にオリーブオイルを加えると食後の血糖値が抑えられ、さらにダイエット効果(やせる)があるといわれています。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載)

眼精疲労に効果ありといわれてる抗酸化物アントシアニン

 植物界に広く存在する色素、アントシアン(果実や花の赤、青、紫を示す水溶性色素の総称)のうち、アントシアニジンアグリコンとして糖や糖鎖と結びついた配糖体成分のこと。発色団はアグリコン部分で、ペラルゴニジンは鮮赤色、シアニジンは赤紫色、デルフィニジンは紫赤色。pH により色調は変化し酸性条件下で赤色、アルカリ性条件下で青色となり、紫陽花の色の変化として有名です。ビルベリーやブドウに多く含まれています。
 主な薬理作用は抗酸化作用で、筋疲労の抑制、運動による過酸化脂質の増加を抑制することなどが報告され、さらに、視力回復によい、動脈硬化や老化を防ぐ、炎症を抑える、などと言われていますが、ヒトでの有効性・安全性については、信頼できる十分なデータはありません。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載)

骨粗鬆症やがん予防に有効なイソフラボンは食品からの摂取がお薦め

 イソフラボン類はポリフェノールの一つで、イソフラボンを基本骨格とするフラボノイド。大豆やクズなどのマメ科の植物に多く含まれている有機化合物。
 栄養学的には植物由来のゲニステインやダイゼインといったイソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似た作用を有することが報告され、更年期の様々な症状に有効であり、また、抗酸化作用も認められ、乳がんや子宮体がんなどのリスクを増すとも減らすとも考えられています。大豆イソフラボンは更年期障害や2型糖尿病の改善に効果があるといわれています。また、骨粗鬆症に対しては特定保健用食品として「骨の健康維持に役立つ」という表示が許可されたものがあります。尿中イソフラボン量の多い人ほど骨密度が高いことが指摘されています。
 厚生労働省研究班による大規模コホート研究では、食品からのイソフラボンの摂取量が多い人ほど乳がん、脳梗塞、心筋梗塞、前立腺がんのリスクが低下するという相関関係が見られています。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載)  

健康補助食品「オタネニンジン根食品」の薬効成分と効能

 高麗人参や朝鮮人参として知られているオタネニンジン(ジンセン)はウコギ科の多年草本です。中国最古の薬草書「神農本草経」に記載されており、滋養強壮をもたらす万能薬として有用され、日本では生薬として有名です。
 成分はビタミンやミネラルを豊富に含むが、薬効成分は根茎のジンセノサイドというサポニン配糖体にあります。効果としては血液循環の改善、動脈硬化改善、冷え性の解消、免疫機能の強化などが知られていますが、その作用機序についてはあまりわかっていません。(近藤雅雄、2015年7月26日掲載)

健康補助食品「梅エキス食品」の豊富な有機酸による効果

 酸味とうま味に効果があ>る日本特有の伝統食品です。梅エキスは青い梅のみを絞り、長時間煮詰めたペースト状もので、1kgの梅から約20gしか取れません。
 梅エキスの成分として、クエン酸、リンゴ酸、ピクリン酸、カテキン酸などの有機酸が豊富に含まれています。
 クエン酸は梅特有のすっぱさの原因であり、生体内のエネルギー物質アデノシン三リン酸(ATP)生産に関与することから、疲労回復や新陳代謝を促進します。カテキン酸は胃腸の働きを活発化し、便秘や下痢などを改善する効果がある。ピクリン酸には肝機能を高める効果があるといわれています。これ以外に、冷え性、肩こり、二日酔い、風邪など幅広く効果があるといわれています。

アデノシン三リン酸(ATP)
 ATPは筋肉の収縮、体温生産、たんぱく質の合成、分泌、吸収、細胞の興奮、神経刺激伝達、物質の能動的取り込みなど生体内のエネルギー物質として、生命維持に最も重要な物質です。(近藤雅雄、2015年7月26日掲載)

マルチな非必須アミノ酸「アルギニン」のさまざまな機能

 アルギニンは、タンパク質を構成するアミノ酸のひとつで、体内で生成されます。 筋肉や男性の活力に関係があるとされる栄養素であり、さまざまな機能が知られています。

アルギニンの多様な機能
1.代謝を活性化して、エネルギーの産生を高める。
2.成長ホルモンの分泌を促し、筋肉を強化する。
3.免疫機能を高めて、病気にかかりにくく、傷の治りを早くする。
4.一酸化窒素(アルギニンから生産)の産生を高め、血管を拡張し、血流を改善する。
5.皮膚の角質層を保湿し、アトピー性皮膚炎や老化による乾燥を防ぐ。
6.からだの余分なアンモニアを除去する。

含有食品はゼラチン、大豆製品、落花生、ごま、煮干し、鶏肉などに多く含まれています。(近藤雅雄、2015年7月8日掲載)

ニンニクやネギ,ニラの臭いの成分「アリシン」の作用

 アリシンはニンニクやネギ、ニラ特有のにおいの成分でアリル化合物、硫化アリルなどとも呼ばれています。ニンニク(英名はガーリック)は、ユリ科植物ネギ属の多年生草本で、学名をAllium (臭う)Salivumという。最近、欧米を中心にニンニクの科学的研究が盛んに進められ、発がん抑制効果、抗菌、抗ウイルス作用、血小板凝集能改善効果、高血圧の改善、免疫能増強、水虫の治療効果などが報告され、また、セレニウム含量が高く、強心作用があるといわれています。
 1990年にアメリカ国立がん研究所は、ニンニクは食物の中では最もがん予防が期待され、強い抗酸化能があると報告しています。
 ニンニクは自然の状態では無臭であり、ニンニクを刻んだり、砕くと細胞が壊れ無臭のアリインと酵素アリナーゼが混ることによって、アリインが分解され、強い刺激臭のあるアリシンに変化します。
 このアリシンは不安定な化合物で、さらに二硫化ジアリルなどのニンニク特有の臭気を有する含硫化合物へと変化します。アリシンはビタミンB1と結合し、容易に安定な化合物アリチアミンになります。このアリチアミンはビタミンB1分解酵素チアミナーゼの作用を受けず、ただちに腸管吸収し、体内でビタミンB1に戻ります。
 オイル焼きしたニンニクには、その成分のS-アリルシステインが脳神経細胞を刺激し、がん予防作用もあるといわれています。
 ニンニクを食べた後、生のリンゴを食べると臭みを感じなくなる。最近は、無臭ニンニクが栽培され、また生のニンニクをバジルやローズマリーなどのハープエキスに涌ければ無臭になるといわれています。
 アリシンの主な作用は抗菌、抗がん、血圧低下、血行改善、ビタミンB1吸収促進(疲労回復)、胃液の分泌促進、たんぱく質の消化促進、代謝促進、解毒促進、食欲促進、冷性の改善、風邪の初期症状の改善、血小板凝集抑制、抗酸化、抗ストレス、肝細胞保護などの多彩な作用が知られている。
 しかし、生のニンニクには細胞毒性があるため、生や加熱したものでも大量に摂取すると、胃粘膜(胃炎)を荒らし、貧血(溶血性)、疲労の助長、アレルギーなどの症状が出ることがあるので、食べ過ぎには注意が必要です。(近藤雅雄、2015年7月8日掲載)

アンモニアを解毒し,うま味を持つ「アスパラギン酸」の効果

 アスパラギン酸はアスパラガスから発見されたうま味を持つアミノ酸で、体内でアスパラギンとなり、主に代謝を活性化し、疲労回復効果など多様な効果があります。
 アスパラギン酸は体内で窒素やエネルギーの代謝に関係することが報告されています。また、アンモニアと結合してアスパラギンとなることから、アンモニアの解毒にも関与しています。

アスパラギン酸の主な機能と健康効果
1.窒素代謝・エネルギー生産のバランスを取る。
2.疲労回復効果。
3.脳の神経シグナルを伝達する神経伝達物質
4.利尿作用があり、有害なアンモニアを体外へ排出し、中枢神経系を保護する解毒作用。
5.カリウムやマグネシウムを細胞内に運び、乳酸をエネルギーに変える。

 アスパラギン酸はアスパラガスのほかに大豆やもやしなどの発芽しかけた豆類、さとうきび、牛肉などに含まれています。(近藤雅雄、2015年7月8日掲載)

自然界で最強の抗酸化物質「アスタキサンチン」の健康効果

 アスタキサンチンはβ-カロチンなどと同じカロチノイドの一種で、βーカロテンの環状構造物が酸化されてヒドロキシル基とケトンを持った化合物。キサントフィルの一種で、サケ、エビ、カニ、イクラ、オキアミ、サクラエビ、キンメダイや海藻などの魚介類に多く含まれる赤い色素です。カロチノイドの仲間の中では抗酸化力に極めて優れ、ビタミンEの約1000倍といわれています。同じカロチノイドの仲間で緑黄色野菜にはルテイン、リコペン、βカロテンが多い。これら抗酸化力の直接試験についての知見は乏しいが、アスタキサンチンはビタミンEの約1000倍の抗酸化力(サントリー基礎研究所)が示され、自然界で最強の抗酸化物質との指摘があります。
 主な効能は脂質の酸化防止、LDLコレステロールの低下、動脈硬化の予防・改善、糖尿病性白内障の進行抑制、ストレスなどによる皮膚の免疫機能低下の抑制、紫外線による皮膚の酸化障害防止、炎症の抑制、ビタミンAの生産、日周リズム(概日リズム)の調節などといわれています。最近、脳血管性認知症やアルツハイマー病の予防、糖尿病の合併症予防、白内障の予防、加齢性黄斑変性症の予防などにも効果が期待できると注目されています。(近藤雅雄、2015年7月8日掲載)

ショウガの仲間,春ウコン,秋ウコン,紫ウコンの主な効能

 ウコンは日本には平安時代中期に中国から入ってきた。秋ウコンは主に食材として、春ウコンの根茎は健胃薬や利胆剤などの生薬に使われてきました。
 ウコンはショウガの仲間で、分類はショウガ目ショウガ科ウコン属に属する多年草植物で、ウコン属のものが約50種類あります。中でも代表的なものはキョウオウ(春ウコン)、ウコン(秋ウコン)、ガジュツ(紫ウコン)の3種類で、ショウガと同様に根茎が利用されています。ウコンの英語名は「ターメリック」と呼ばれ、諸外国でも食品や染物等に使われていました。ウコンの黄色い色素は「クルクミン」という成分で、カレーや沢庵などの黄色に利用されています。クルクミンは肝臓の機能を高め、胆汁分泌作用をもつことが知られていますが、人での臨床的な試験データは見当たりません。

1.春ウコン(キョウオウ)
 英語名:ワイルドターメリック 
 原産地:インド
 開花期:4月~6月、春に淡いピンクの花が咲く。
 成 分:クルクミンが約0.3%含まれる。精油分は3種類のウコンの中では一番多く、約6.0%含まれ、テルペン類はとしてターメロン、クルクモール、B-エレメン、カンファー、 カンフェン、その他フラボノイド、タンニン、ビタミンB、ビタミンCなどが含まれています。ミネラルは約6%で、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄などが含まれている。
 予防作用:肝臓病、糖尿病、高血圧、心臓病、狭心症、痔、慢性肝炎、胃潰瘍、黄疸ろく膜、十二指腸潰瘍、利尿促進、二日酔い、活性酸素除去、胃酸過多、むくみなどが知られています。

2.秋ウコン(ウコン)
 英語名:ターメリック
 原産地:熱帯アジア・東南アジア
 開花期:8月~10月、夏から秋にかけて白い花が咲く。
 成 分:クルクミン約3.6%含まれ、精油分1~4%で、テルペン類はターメロン、デヒドロターメロン、ジンギベレン、シオネ-ルなどが、ミネラルは春ウコンと同じ成分が含まれているが0.7%と少ない。また、ビタミンB、ビタミンCなどが含まれています。
 主な効能:肝炎、胆道炎、胆石症、カタル性黄疸、健胃、動脈硬化、閉経痛、腹痛などが知られています。
 その他:クルクミンの含有量が多いためカレー、タクアンの着色のほか、染物などに用いられています。

3.紫ウコン(ガジュツ)
 英語名:ゼドアリー
 原産地:インド、マレーシア
 開花期:6月~8月初夏にピンクの花が咲く。
 成 分:精油分1~1.5%で、テルペン類はクルクメノ-ル、クルクモール、クルクマジオール、シネオール、カンファー、カンフェンで、その他サポニン、ビタミンB、ビタミンCなどが含まれています。ミネラルは春ウコンと同じ成分が含まれていますが、1.3%と低い。
 主な効能:胃・十二指腸潰瘍、消化不良、腹痛、下痢、抗がん作用、高血圧、高血糖、活性酸素除去、花粉症、腎臓病、喘息、神経痛、ピロリ菌除去など。ガジュツはダイエット成分だけではなく昔から医者要らずと呼ばれるほど様々な働きが知られています。
 その他:クルクミンの含有率は0%で、春、秋ウコンに比べて苦味が強い。ガジュツはインド、中国南部、スリランカ、東インド諸島などで、また日本でも屋久島,奄美大島,沖縄などの一部で栽培されています。(近藤雅雄、2015年7月8日掲載)

健康補助食品「イチョウ葉エキス食品」:健康効果と副作用

 イチョウは、およそ1億5千万年前から地球上に存在しており、「生きた化石」と呼ばれています。何千年も生き長らえる生命力の強い植物で、原爆で被災した広島で最初に芽吹いたのがイチョウであったといわれています
 イチョウ葉エキスにはケルセチン、ケンフェロール、イソラムネチンの配糖体、カテキンなど約20種類以上のフラボノイドのほかビロバライド、クエルシトリン、テポニン、シマリン、他の植物には含まれていないギンコライド(A,B,C,J,M)などのテルペン類を含み、血小板凝固作用、アレルギー因子の作用抑制,血液の粘性改善し、血液をサラサラにする、血流障害除去、活性酸素の発生抑制、記憶力改善など多彩な作用が知られています。
 副作用としては、一過性の頭痛や胃腸の不快感、アレルギー性の皮診が知られている。アレルギーについてはイチョウの葉に含まれているギンコール酸にアレルギー作用があるため、健康補助食品としてはギンコール酸を極力除去 (5ppm以下)した原料が用いられています。抗凝固剤を使用している場合は血管拡張作用などが強く現れることがあるので、使用しないほうが良い。

 イチョウは古い進化の歴史を持ち、最盛期のジュラ紀中頃(約2億年前)には地球全土で大繁盛していたことがわかっていますが,その後、地殻変動や氷河期のたびに絶滅し、最後にわずか1種類だけが中国南西部の温暖地方に生き残ったのが現存のイチョウです。日本へは12~13世紀頃に運ばれてきたと考えられています。
 ヨーロッパ諸国には1730年に長崎の出島に滞在するドイツ人医師によって伝わり、現在ではドイツやフランスでイチョウの葉を乾燥させて成分を抽出したイチョウ葉エキスが脳血管障害や脳機能障害に対する予防・改善効果があることから医薬品として認可されています。日本では高齢化が進む中でボケ防止、生活習慣病予防などにより逆輸入された食品です。(近藤雅雄、2015年7月8日掲載)

健康補助食品「アロエベラ食品」は食用,医薬品など広く利用

 アロエはアラビア語の「苦み」を意味する Alloch に由来し、有史以前から世界最古の下剤といわれ、食品および香粧品としても広く利用されてきた。ブッシュマンも古くから傷の手当てに用いていた壁画が残っている。古代エジプトの医学を知る上で重要な資料である『医学パピルス』には、マダガスカル島のアロエが苦味健胃薬として用いられていたことが記載されています。

 アロエはアフリカ原産のユリ科植物で、常緑多肉質の葉をもつ多年性草本。最近は、ユリ科からアロエ科アロエ属に分類されています。アロエ属植物はサハラ砂漠以南の岩の多い草地に自生し約350種が知られており、園芸品種を含めると500種以上の品種があるといわれています。代表的のものは日本の太平洋側に野生で生えている茎のあるキダチアロエと西インド諸島のバルバドスを原産地とし、食用向けにアメリカ・テキサス州で大量栽培されているアロエベラで、飲用や食用、外用に使われています。
 アロエの代表的な薬効成分のほとんどは葉皮に含まれ、真中の半透明な部分は抗炎症、保湿の成分を含むが、99.5%が水分です。
 日本では、薬事法上、アロエ薬理成分アロインが下剤として医薬品に登録されているため、アロエベラ、ケープアロエについては、アロインの含まれる葉皮を取り除かないと食品としては使えませんが、キダチアロエは特別な場合を除き非医薬品に分類されているので、食品などにも加工されています。

ⅰ)成分
 アロエは多肉植物で、アロイン、アロエウルシン、アロエエモジン、アロエシン、アロエソンエモジン、アロエチン、アロエニン、アロミチン、アロエマンナン、サポニン、アロクチン、アルボランA・B、ホモナタロイン、ベータババロイン、食物繊維、蛋白質ビタミンA、B、C、Eを含み、多肉部分はムコ多糖類とミネラルを含んでいます。

ⅱ)効能
(a) 内服の場合
 便秘、胃、十二指腸潰瘍、糖尿病、高血圧、低血圧、肝臓病、胆石、二日酔い、肩こり、冷え性、喘息、更年期傷害、頭痛、気管支炎、鼻炎、膀胱炎などの抗炎症に効果があるとされている。

(b) 外用の場合
 打ち身、かぶれ、湿疹、ひび、あかぎれ、痔、やけど、すり傷、切り傷、虫刺され、うおのめ、いぼ、歯痛、歯槽膿漏などが知られています。
(近藤雅雄、2015年7月8日掲載)