社会人の評価の一つとして、謙虚さや誠実さなどといった「人格・品性」があります。これは、人としての基本である「相手を思いやるこころ」,「いのちを大切にするこころ」,「感謝するこころ」、そして、社会の一員としての「責任あるこころ」を指します。人は生涯、社会人としてさまざまな人間と関わりますが、この関係を上手に保ち、人生を豊かにするためには年齢を問わず「相手を思いやる」こと、そして「自分に勝つ」ことが大切です。
1.社会人としての評価
教育・研究分野で経験した多くの事例の中から、未だに記憶に残る3つを以下に示します。
1)研究協力の事例
国際的に有名な教授からサンプルとその情報の提供依頼があり、科学の発展のためにこころよく受け入れました。教授はそれを用いて研究し、優れた論文発表を行いました。しかし、サンプル提供などに関する謝辞や研究成果の報告などは一切ありませんでした。国際的には有名な学者として活躍していますが、人間的には首をかしげる研究者でした。
2)会議の事例
ある職場の運営会議で、議長が資料を作成・配布し、審議を始めたところ、20人の委員の内一人が誤字を指摘し、「このような、誤字のある資料を基にまともな議論はできない」と言う理由で会議が流会しました。
一人の人間によって会議が破壊された例ですが、誤字は一つだけで、内容は全く問題はありません。その委員は被害者意識、組織への不満が強く、会議等、組織活動を平気で声高に破壊する人でした。この様な人は意外と多いです。議長は逆らわず、誤字を反省し、後日開催された会議では完璧に無事終了しました。
3)人事の事例
某私立大学の教授が突然トップ人事によって某研究所の新所長となりました。新所長は、一方的に研究所の研究内容の変更と同時に研究者の入れ替えを行いました。また、研究部長から主任研究員(部長が大学教授、主任研究員が講師に相当)、またその逆など、降格や昇格の人事を行いました。権力を振るい組織を私物化したのです。結局、旧所長を含め10名以上の優秀な研究者が辞職しました。真面目で優秀な研究者の夢・生活が破壊された大きな悲劇です。本来あってはならないことですが、研究者は自分で新たな職場を見つけ転出しました。
以上、3つの事例は教育・研究分野では比較的良く遭遇します。彼らは偏差値の高い、一流大学出身の優秀な学者であり教育・研究者です。しかし、人間的には我儘で自己中な人たちです。特に、権力を振るう人に自己中が多いようです。そのような人は相手の心の痛みを理解せず、すべて自分が正しいと思い込んでいます。例え間違っていても、それを認めず、後ろを振り返ることはありません。常に前を向いています。
人間の評価は、血筋、偏差値、難関大学出身、業績、勲章など学歴や肩書といった表面的なラベルではなく「他者理解力」、感謝するこころがあるかどうかといった「内面的な豊かさ」に基づく「人格・品性」が大切です。
社会には多様な職種がありますが、関わる人がすべて人格者だとは限りません。組織は人によって運営される以上、さまざまな問題が起こります。組織で重要なのはリーダーの人格・品性です。人間として基本的に重要な「他者理解」(相手の視点や立場に立って考えること)できるか否かが組織の発展に大きく関与します。
2.社会人としての生き方
長い人生、人は多様な人間と関わります。その関係を正しく保つためには「信念」「他者理解」「感謝」のこころを持つと同時に、「自分に勝つ」こころを持つことが大切です。「自分に勝つ」とは、怠け心や誘惑を抑え(克己心)、目標に向かって強い意志で行動し続けることです。誰でも迷い、苦労し、悪い誘惑、困難、恐怖、哀しみ、怒りなどを経験します。その時は落ち着いて、自分を見つめ直し、自信を持って、ゆっくりと前へ踏み出します。そして、良き人脈を沢山構築し、それぞれの関わる社会・家族に迷惑をかけず、思いやりと責任を持つことです。
おわりに
「人は財産(人財)である」と言われます。「人材(スタッフ)募集」をよく見かけますが、スタッフは英語でSTAFFと書きます。優秀な人であれば人財となります。しかし、STUFFとなると、単なる物(粗大ゴミ)であり、人罪となります。昔、学生によく「社会に役立つ人材(人財)となれ!」と講義で励ましたことを思い出します。相手への思いやりを持った良い人間関係を確立すればそれは人財となり、その後の人生を豊かにします。人は一人で生きて行くことは難しいので、多くの人と良い関係を築きたいものです。(近藤雅雄、2026年5月26日掲載)
以下に、自分を取り巻く環境に対する生き方についてPDFで示しました。ご参照ください。
PDF:自分を取り巻く環境は自分で創る、自分に勝つ
研究回想6.せたがや福祉区民学会創設時の感謝と誇り
平成21(2009)年12月,東京都世田谷区は福祉の発展・充実を期して,区内の福祉関連施設や事業所,大学,行政及び区民が自由に参加できる学術団体,「せたがや福祉区民学会(以下,区民学会)」をわが国ではじめて創設しました。その後16年経ち,大学,企業,団体の加盟が増え、産官学(行政・大学・企業)が共同で福祉に関わる諸問題を提起,研究し,その成果を区民に還元する学術組織となりました。創設メンバーの一人として誇りに思います。
1.区民学会設立
区民学会の会員は世田谷区内の福祉施設や事業所で働き,学び,研究する人々で構成されています。目的は、福祉の向上と発展を目指し相互に対等平等な立場で,福祉実践活動の工夫や抱える課題などについて研究を行ない,その成果を発表,討議します。大会は,区内大学の福祉系学部が持ち回りで会場校となり会員と学生ボランティアが一体となって開催する。こうした福祉関係者と住民,学生と行政が一緒になって研究発表する学術会議(学会)は,国内では初めてと思います。そこで、創設時のメンバーの一人として,過去を研究回想しました。
2.区民学会加盟
2009年4月、区内の武蔵工業大学と東横学園女子短期大学が統合され、総合大学として5学部からなる東京都市大学がスタートしました。新設の人間科学部には児童福祉関連の児童学科があり、開設後、世田谷区社会福祉事業団、世田谷区福祉人材育成・研修センターの職員2人が来訪、面会しました。来訪目的は「区民学会」設立に関する同意と施設校としての参加要請でした。職員から学会の主旨、内容についての説明があり、初代会長は自閉症研究の第一人者石井哲夫先生、そして運営委員長が昭和女子大学教授の永山誠先生といった福祉関係の大御所でした。職員の強い熱意と誠意にこころ打たれ、そして地域貢献、社会貢献及び教育の観点から学会設立に同意し、参加することを承諾しました。
3.区民学会の運営と学会開催
学会の運営会議はいつも忙しい時に小田急線成城学園前駅近くにある福祉人材育成・研修センターの研修室Aに午後7時から開催。第1回の運営委員会は10名の委員がそれぞれ福祉の現状と将来を考え、熱心に議論したことを覚えています。当時大学の加盟校は4校(昭和女子大,日大文理,駒大,都市大)でしたので、区民学会の開催頻度は高かったと記憶しています。
開催校を経験して、当時は予算が無く、スタッフはすべてボランテアなので、開催に当たって大学の施設利用許可申請手続きおよび学生の動員が大変でした。また、発表演題も新設校でまだ整わなかった状態でしたが、山岸道子先生ほか沢山の先生方、学生の協力があって何とか開催校としての責務を果たせました。とにかく開催校の負担は大きく、大変であったことを覚えています。しかし、学生への教育、地域貢献、社会貢献と自分に言い聞かせ、無事責任を果たしました。また、学会開催及び運営に多大なるご支援・ご助力・ご協力頂いた区の人材育成・研修センター職員の皆様にはこころより感謝を申し上げたことを思い出します。
おわりに
現在,区民学会は139団体,10大学が加盟し,設立時とは比較にならない程発展しました(詳細は学会ホームページを参照)。そして,世田谷区の福祉政策・行政は科学的根拠に基づいたさまざまな新しい取り組みが行われ,行政機関や福祉関係から注目されているとのことです。福祉関連の仕事に従事している人や学んでいる学生にとっては,世田谷区は働き・学び甲斐のある地域のようです。この様な活動は,地域で学び、地域で育ち、地域の発展に貢献すると言った連鎖が起こります。地域創生が求められる現代,このような活動を考えてはいかがでしょうか。
もはや福祉文化都市となった世田谷区および区民学会の益々の発展と学会関係者各位のご活躍を祈念します。
2025年11月8日、東京都市大学にて第17回大会が開催されました。そこで、下記PDFに13年前に同校で開催された第3回大会の総括を回想しました。(近藤雅雄、2026年5月18日掲載)
PDF:第3回全体総括2012.2.10
1.区民学会設立
区民学会の会員は世田谷区内の福祉施設や事業所で働き,学び,研究する人々で構成されています。目的は、福祉の向上と発展を目指し相互に対等平等な立場で,福祉実践活動の工夫や抱える課題などについて研究を行ない,その成果を発表,討議します。大会は,区内大学の福祉系学部が持ち回りで会場校となり会員と学生ボランティアが一体となって開催する。こうした福祉関係者と住民,学生と行政が一緒になって研究発表する学術会議(学会)は,国内では初めてと思います。そこで、創設時のメンバーの一人として,過去を研究回想しました。
2.区民学会加盟
2009年4月、区内の武蔵工業大学と東横学園女子短期大学が統合され、総合大学として5学部からなる東京都市大学がスタートしました。新設の人間科学部には児童福祉関連の児童学科があり、開設後、世田谷区社会福祉事業団、世田谷区福祉人材育成・研修センターの職員2人が来訪、面会しました。来訪目的は「区民学会」設立に関する同意と施設校としての参加要請でした。職員から学会の主旨、内容についての説明があり、初代会長は自閉症研究の第一人者石井哲夫先生、そして運営委員長が昭和女子大学教授の永山誠先生といった福祉関係の大御所でした。職員の強い熱意と誠意にこころ打たれ、そして地域貢献、社会貢献及び教育の観点から学会設立に同意し、参加することを承諾しました。
3.区民学会の運営と学会開催
学会の運営会議はいつも忙しい時に小田急線成城学園前駅近くにある福祉人材育成・研修センターの研修室Aに午後7時から開催。第1回の運営委員会は10名の委員がそれぞれ福祉の現状と将来を考え、熱心に議論したことを覚えています。当時大学の加盟校は4校(昭和女子大,日大文理,駒大,都市大)でしたので、区民学会の開催頻度は高かったと記憶しています。
開催校を経験して、当時は予算が無く、スタッフはすべてボランテアなので、開催に当たって大学の施設利用許可申請手続きおよび学生の動員が大変でした。また、発表演題も新設校でまだ整わなかった状態でしたが、山岸道子先生ほか沢山の先生方、学生の協力があって何とか開催校としての責務を果たせました。とにかく開催校の負担は大きく、大変であったことを覚えています。しかし、学生への教育、地域貢献、社会貢献と自分に言い聞かせ、無事責任を果たしました。また、学会開催及び運営に多大なるご支援・ご助力・ご協力頂いた区の人材育成・研修センター職員の皆様にはこころより感謝を申し上げたことを思い出します。
おわりに
現在,区民学会は139団体,10大学が加盟し,設立時とは比較にならない程発展しました(詳細は学会ホームページを参照)。そして,世田谷区の福祉政策・行政は科学的根拠に基づいたさまざまな新しい取り組みが行われ,行政機関や福祉関係から注目されているとのことです。福祉関連の仕事に従事している人や学んでいる学生にとっては,世田谷区は働き・学び甲斐のある地域のようです。この様な活動は,地域で学び、地域で育ち、地域の発展に貢献すると言った連鎖が起こります。地域創生が求められる現代,このような活動を考えてはいかがでしょうか。
もはや福祉文化都市となった世田谷区および区民学会の益々の発展と学会関係者各位のご活躍を祈念します。
2025年11月8日、東京都市大学にて第17回大会が開催されました。そこで、下記PDFに13年前に同校で開催された第3回大会の総括を回想しました。(近藤雅雄、2026年5月18日掲載)
PDF:第3回全体総括2012.2.10
健康情報15.運動により分泌される筋マイオカインの健康効果
筋肉には骨格筋(横紋筋)、心筋(横紋筋)、内臓や血管の平滑筋の3種類存在する。この中で、骨格筋は体重の約26~36%を占める人体最大の臓器で身体活動を支えている。
骨格筋には①運動作用、②姿勢保持作用、③熱の発生、④張力の発生、⑤筋ポンプなどの作用がある。しかし、近年、運動によって骨格筋から血液中に分泌される物質、マイオカインが次々と見出されている。いわゆる運動ホルモンで、運動による健康効果として注目されている。
Ⅰ.マイオカインとは
マイオカインは骨格筋細胞内で生産され血中に分泌される物質の総称で、多くの種類が報告されている。生活習慣によってマイオカインの分泌量に個人差が見られ、日常的によく動く人は「善玉」が多く分泌される。一方、動かない人は「悪玉」が増え、筋の萎縮・老化を速める。つまり、運動(からだを動かすこと)は善玉マイオカインの分泌を促進し、健康を維持する鍵となる。
Ⅱ.マイオカインの主な生理作用
マイオカインは脳、肝、膵、皮膚、血管、筋、骨、脂肪細胞など、ほぼ全身を標的組織として作用する。その主なものは脂質代謝の改善、白色脂肪細胞から褐色脂肪細胞への変換、内臓脂肪減少、糖代謝の向上、糖尿病の予防、抗炎症作用、脳神経細胞の活性化、海馬の神経細胞新生、学習記憶力強化、認知症予防、食欲抑制、抗がん作用、免疫増強作用、全身エネルギー代謝の調節、血管の健康維持、筋肥大促進、筋増強促進、骨形成、骨粗鬆症予防など多様な効果が報告されている。
運動による健康増進や生活習慣病、がん、神経変性疾患、サルコペニアなど各種疾病の予防、健康と若さを保ちフレイル予防、アンチエイジング、健康寿命延伸に期待されている。
Ⅲ.マイオカインを増やす生活習慣
マイオカインの分泌に欠かせないのが健康増進の3原則(運動,栄養,休養)。各個人にあった心身のケアを考えたい。
1.運動:運動の種類や強度によって分泌されるマイオカインの種類や量が変わるため、さまざまな種類の運動を行うことを心掛ける。継続的な運動は持続的にマイオカインの分泌を促すため、体力や生活環境に合わせて軽い運動(ウォーキングやストレッチなど)を習慣化すると良い。とくに高齢者ではウォーキングに加え、身体を細目に動かすよう気を配る。
一方、競技用スポーツや激しい運動(全力のランニングなど)は免疫力低下、筋の疲労、酸化ストレスなどさまざまなリスクがあるので注意する。
筆者は、下記PDFに記載したように独自の運動を計画的に、楽しく、習慣化している。
2.栄養:筋の維持には、体重1kgにつき1日1g以上(筋量を増やす場合は1.2~1.5g)の蛋白質摂取が推奨され、同時にビタミン、ミネラル、糖質、脂質の5大栄養素をバランス良く摂取するのが基本です。また、酸化ストレスから心身を守るためにポリフェノール、ビタミン、そして牡蠣、レバー、海藻、ナッツ類などに多く含まれている抗酸化ミネラル*(セレン、亜鉛、銅、マンガン、鉄)を含むさまざまな食品摂取に心がけ、楽しく運動後のケアを行う。
*抗酸化ミネラルとは体内に発生した活性酸素を分解するスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)は亜鉛、銅、マンガン、グルタチオンペルオキシダーゼはセレン、カタラーゼは鉄を、各々構成元素として含むことから、これら必須元素の摂取が注目される。
3.休養:質の高い睡眠と入浴は心身のリフレッシュに有効です。筋線維は運動によって傷つくが、それを修復するには、十分な休息が必要です。アクチンとミオシンという筋フィラメントが修復されれば、より強い筋を得ることができる。(近藤雅雄、2026年5月9日掲載)
詳細は下記PDFを参照して下さい。
PDF:骨格筋運動ホルモン:マイオカイン
骨格筋には①運動作用、②姿勢保持作用、③熱の発生、④張力の発生、⑤筋ポンプなどの作用がある。しかし、近年、運動によって骨格筋から血液中に分泌される物質、マイオカインが次々と見出されている。いわゆる運動ホルモンで、運動による健康効果として注目されている。
Ⅰ.マイオカインとは
マイオカインは骨格筋細胞内で生産され血中に分泌される物質の総称で、多くの種類が報告されている。生活習慣によってマイオカインの分泌量に個人差が見られ、日常的によく動く人は「善玉」が多く分泌される。一方、動かない人は「悪玉」が増え、筋の萎縮・老化を速める。つまり、運動(からだを動かすこと)は善玉マイオカインの分泌を促進し、健康を維持する鍵となる。
Ⅱ.マイオカインの主な生理作用
マイオカインは脳、肝、膵、皮膚、血管、筋、骨、脂肪細胞など、ほぼ全身を標的組織として作用する。その主なものは脂質代謝の改善、白色脂肪細胞から褐色脂肪細胞への変換、内臓脂肪減少、糖代謝の向上、糖尿病の予防、抗炎症作用、脳神経細胞の活性化、海馬の神経細胞新生、学習記憶力強化、認知症予防、食欲抑制、抗がん作用、免疫増強作用、全身エネルギー代謝の調節、血管の健康維持、筋肥大促進、筋増強促進、骨形成、骨粗鬆症予防など多様な効果が報告されている。
運動による健康増進や生活習慣病、がん、神経変性疾患、サルコペニアなど各種疾病の予防、健康と若さを保ちフレイル予防、アンチエイジング、健康寿命延伸に期待されている。
Ⅲ.マイオカインを増やす生活習慣
マイオカインの分泌に欠かせないのが健康増進の3原則(運動,栄養,休養)。各個人にあった心身のケアを考えたい。
1.運動:運動の種類や強度によって分泌されるマイオカインの種類や量が変わるため、さまざまな種類の運動を行うことを心掛ける。継続的な運動は持続的にマイオカインの分泌を促すため、体力や生活環境に合わせて軽い運動(ウォーキングやストレッチなど)を習慣化すると良い。とくに高齢者ではウォーキングに加え、身体を細目に動かすよう気を配る。
一方、競技用スポーツや激しい運動(全力のランニングなど)は免疫力低下、筋の疲労、酸化ストレスなどさまざまなリスクがあるので注意する。
筆者は、下記PDFに記載したように独自の運動を計画的に、楽しく、習慣化している。
2.栄養:筋の維持には、体重1kgにつき1日1g以上(筋量を増やす場合は1.2~1.5g)の蛋白質摂取が推奨され、同時にビタミン、ミネラル、糖質、脂質の5大栄養素をバランス良く摂取するのが基本です。また、酸化ストレスから心身を守るためにポリフェノール、ビタミン、そして牡蠣、レバー、海藻、ナッツ類などに多く含まれている抗酸化ミネラル*(セレン、亜鉛、銅、マンガン、鉄)を含むさまざまな食品摂取に心がけ、楽しく運動後のケアを行う。
*抗酸化ミネラルとは体内に発生した活性酸素を分解するスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)は亜鉛、銅、マンガン、グルタチオンペルオキシダーゼはセレン、カタラーゼは鉄を、各々構成元素として含むことから、これら必須元素の摂取が注目される。
3.休養:質の高い睡眠と入浴は心身のリフレッシュに有効です。筋線維は運動によって傷つくが、それを修復するには、十分な休息が必要です。アクチンとミオシンという筋フィラメントが修復されれば、より強い筋を得ることができる。(近藤雅雄、2026年5月9日掲載)
詳細は下記PDFを参照して下さい。
PDF:骨格筋運動ホルモン:マイオカイン
老人のつぶやき2.いのちを大切に~生きるこころと感謝
人は、この世に生まれてきたことに対して、「感謝のこころを持って生きる力、いのちを大切にするこころ、他者を思いやるこころといった人としての基礎を育む」。これが人間形成の基盤と成すこころの教育です。地球上の全人類が同じ思いであると嬉しいです。
人を含め、遺伝子を持つ生命(細胞)は必ず死を迎えます。死は生きることが出来なくなった状態です。したがって、生命(いのち)とは生きている状態を指します。
その生命とは次代を生産し、育てること。そして、知識や技術を次代に引継ぐことです。
生きるとは満たされること。日々何かに満たされれば、次(明日)に繋がります。その繰返しが生きる糧となります。私たちは感謝の気持ちを持ち、楽しい、美しい景色を見て人生を謳歌したいものです。近藤雅雄(2026年3月25日掲載)
生きるこころ
生きるこころとは
それは生きる希望、夢です
希望、夢を心に抱き、明日に向かって生きようとするこころです
1日でも長く生きたいと思うこころです
飼い主に可愛がられていた忠犬ハチ公は、朝晩渋谷駅まで送り迎えしました
しかし、職場で飼い主が脳出血で死んでしまいます
それを知らないハチは帰ってくるはずのない飼い主を毎日迎えに行きました
10年間、雨が降っても雪が降っても、何も食べなくても、駅に行きました
それは毎日の希望、期待、夢でした
しかし、願叶わずひっそりと亡くなってしまいました
悲しい話ですが、1日でも長く生きたいというこころを学びます
すべての生き物(動物)は1日でも長く生きたいのです
明日への希望、夢を心に抱き、生きたいのです
私の希望、夢は孫の成長を1日でも長く見続けたい
そして、家族の笑顔を1日でも長く見続けたい
生きるこころを育てるには
生きる力、感謝するこころ
いのちを大切にするこころ
他者を思いやるこころ
前向きなこころ
諦めないこころ
そして、生涯、学ぶこころを育むことが大切です
しかし、生きるこころを奪う人間
生きるこころを奪う権力はいりません
以上、PDFにしました。
PDF:生きるこころ
人を含め、遺伝子を持つ生命(細胞)は必ず死を迎えます。死は生きることが出来なくなった状態です。したがって、生命(いのち)とは生きている状態を指します。
その生命とは次代を生産し、育てること。そして、知識や技術を次代に引継ぐことです。
生きるとは満たされること。日々何かに満たされれば、次(明日)に繋がります。その繰返しが生きる糧となります。私たちは感謝の気持ちを持ち、楽しい、美しい景色を見て人生を謳歌したいものです。近藤雅雄(2026年3月25日掲載)
生きるこころ
生きるこころとは
それは生きる希望、夢です
希望、夢を心に抱き、明日に向かって生きようとするこころです
1日でも長く生きたいと思うこころです
飼い主に可愛がられていた忠犬ハチ公は、朝晩渋谷駅まで送り迎えしました
しかし、職場で飼い主が脳出血で死んでしまいます
それを知らないハチは帰ってくるはずのない飼い主を毎日迎えに行きました
10年間、雨が降っても雪が降っても、何も食べなくても、駅に行きました
それは毎日の希望、期待、夢でした
しかし、願叶わずひっそりと亡くなってしまいました
悲しい話ですが、1日でも長く生きたいというこころを学びます
すべての生き物(動物)は1日でも長く生きたいのです
明日への希望、夢を心に抱き、生きたいのです
私の希望、夢は孫の成長を1日でも長く見続けたい
そして、家族の笑顔を1日でも長く見続けたい
生きるこころを育てるには
生きる力、感謝するこころ
いのちを大切にするこころ
他者を思いやるこころ
前向きなこころ
諦めないこころ
そして、生涯、学ぶこころを育むことが大切です
しかし、生きるこころを奪う人間
生きるこころを奪う権力はいりません
以上、PDFにしました。
PDF:生きるこころ
老人のつぶやき1.退職前・後および若年期と高齢期の変化
2021年7月、2回目の新型コロナウイルスワクチン接種後、健診で血液がんが発見、5年生存率36~40%と告げられる。以降、仕事を退職し、終活に取組んでいます。
退職前は講義、講演、論文書きなど、教育・研究者として毎日充実した人生でした。また、人、物、環境とすべてが良い方向に行き、戦争もなく幸せな時代でした。研究環境ではタイプライター、ワープロ、コンピュータ、またポケベル、PHS、携帯電話、スマートフォンなどと目まぐるしい社会の変遷を経験しました。
一方で、地球環境は公害に代表されるように、多くの問題を出しました。1967年6月、私が勤めた厚生省国立公衆衛生院では大気汚染、水質汚染、騒音などによる公害に係わる衛生に関する調査・研修・研究を目的に公害衛生学部が新設されました。しばらくして、わが国からは公害と言う言葉は殆ど無くなると同時に国立公衆衛生院の公害衛生学部は1972年7月に地域環境衛生学部と名称変更されましたが、その後も環境汚染の公衆衛生学的対策に関するさまざまな最先端の教育・研究が続けられました。
ところが、地球規模的には途上国が先進国と同じように公害を出している現状がありますが、これは頂けません。公害は人類共通の課題として学習し、地球の持続した発展を願うべく再度出さないことが大切です。さらに、ロシア、米国、イスラエルなどが行っている戦争、北朝鮮などが行っている核実験や弾道ミサイルの試射、そして世界中で発生している森林火災などは公害の最たるもので、すべてを破壊します。地球の温暖化、生物多様性の減少、海洋汚染、大気汚染、放射性物質の放出等々、絶対に肯定できるものではありません。直ちに止めてほしいものです。
退職後は自分自身のこころとからだの養生と生命(いのち)を課題として研究していますが、日々緊張感が薄れてきます。75歳の後期高齢期を境として、聴力、視力、咀嚼・嚥下力、筋力の衰えを実感すると共に知力(思考・記憶)、行動力の衰えを自覚します。そこで、養生のためこれらを少しでも是正すべく、視力、聴力、咀嚼力、筋力、知力及び意識の向上が図られる方法を調査・研究し、栄養管理と共に視力や聴力など感覚力の矯正、筋肉維持や学習のトレーニングを毎日の仕事と位置付け、実行しています。その効果は少しずつ表れていることを自覚しますが、これがいつまで続くかは不明です。
今年77歳、がん患者として残り僅かな命ですが、珈琲を飲んでいる時や勉強している時、家族の笑顔を見たり花や金魚など自然に触れる時、“幸せ”を実感すると共にいのちに感謝します。これが生きるこころとなって、明日への希望、夢、期待に繋がって行くのでしょう。そして、子どもや孫の未来が平和で幸せであることを願って、笑顔で逝きたいと思っています。人は生まれた直後は生理学上泣きますが、死ぬ直後は両親・家族、いのちに感謝しつつ笑って逝きたいものです。(近藤雅雄、2026年3月24日掲載)
退職前は講義、講演、論文書きなど、教育・研究者として毎日充実した人生でした。また、人、物、環境とすべてが良い方向に行き、戦争もなく幸せな時代でした。研究環境ではタイプライター、ワープロ、コンピュータ、またポケベル、PHS、携帯電話、スマートフォンなどと目まぐるしい社会の変遷を経験しました。
一方で、地球環境は公害に代表されるように、多くの問題を出しました。1967年6月、私が勤めた厚生省国立公衆衛生院では大気汚染、水質汚染、騒音などによる公害に係わる衛生に関する調査・研修・研究を目的に公害衛生学部が新設されました。しばらくして、わが国からは公害と言う言葉は殆ど無くなると同時に国立公衆衛生院の公害衛生学部は1972年7月に地域環境衛生学部と名称変更されましたが、その後も環境汚染の公衆衛生学的対策に関するさまざまな最先端の教育・研究が続けられました。
ところが、地球規模的には途上国が先進国と同じように公害を出している現状がありますが、これは頂けません。公害は人類共通の課題として学習し、地球の持続した発展を願うべく再度出さないことが大切です。さらに、ロシア、米国、イスラエルなどが行っている戦争、北朝鮮などが行っている核実験や弾道ミサイルの試射、そして世界中で発生している森林火災などは公害の最たるもので、すべてを破壊します。地球の温暖化、生物多様性の減少、海洋汚染、大気汚染、放射性物質の放出等々、絶対に肯定できるものではありません。直ちに止めてほしいものです。
退職後は自分自身のこころとからだの養生と生命(いのち)を課題として研究していますが、日々緊張感が薄れてきます。75歳の後期高齢期を境として、聴力、視力、咀嚼・嚥下力、筋力の衰えを実感すると共に知力(思考・記憶)、行動力の衰えを自覚します。そこで、養生のためこれらを少しでも是正すべく、視力、聴力、咀嚼力、筋力、知力及び意識の向上が図られる方法を調査・研究し、栄養管理と共に視力や聴力など感覚力の矯正、筋肉維持や学習のトレーニングを毎日の仕事と位置付け、実行しています。その効果は少しずつ表れていることを自覚しますが、これがいつまで続くかは不明です。
今年77歳、がん患者として残り僅かな命ですが、珈琲を飲んでいる時や勉強している時、家族の笑顔を見たり花や金魚など自然に触れる時、“幸せ”を実感すると共にいのちに感謝します。これが生きるこころとなって、明日への希望、夢、期待に繋がって行くのでしょう。そして、子どもや孫の未来が平和で幸せであることを願って、笑顔で逝きたいと思っています。人は生まれた直後は生理学上泣きますが、死ぬ直後は両親・家族、いのちに感謝しつつ笑って逝きたいものです。(近藤雅雄、2026年3月24日掲載)
2025年10月、新型コロナウイルス感染症が急増している
問わず語り:口腔内を清潔に保って、ウイルスや口腔内細菌による感染を防御‼
1.歯磨きの効果
口腔内には300~700種類の細菌(口腔内フローラ)が存在すると言われます。細菌数は歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり磨かない人では4000~6000億個、殆ど磨かない人では約1兆個存在すると言われています。菌としてはミュータンス菌、ラクトバチルス菌、ソブリヌス菌、ポルフィロモナス・ジンジバリス菌、トレポネーマ・デンティコラ菌、タネレラ・フォーサイシア菌など含まれます。これらの菌には虫歯、歯周病、感染性心内膜症、誤嚥性肺炎など様々な疾患との関係が注目されています。私も1月に肺炎になりましたが、原因として誤嚥性肺炎が考えられました。とくに高齢者は誤嚥に十分注意が必要です。口腔内細菌を減らす方法は歯磨き、フロスや歯間ブラシによる歯間清掃です。
2.うがいの効果
新型コロナウイルス感染が流行っています。5類感染症に移行してから情報が殆どありませんが確実に増えてます。ここでは2つの事例を紹介します。
第1例は、息子がコロナに感染し、症状は倦怠感、発熱(最大39.6℃)、喉の痛み、鼻水、咳が出て病院でコロナと判定されました。翌日、家族全員が同じような症状が出て病院で検査をし、コロナ陽性と診断されました。熱が上がったり下がったりで、3日間安静にし、4日目で熱が下がり元気になりました。5日目からは出勤しています。第2例は、3日前に喉の痛みと微熱位で健康であった人が友人3人とマスク無しで2時間ばかりお喋りした後、病院でコロナと判明、また友人3人もコロナと診断されたとのこと。この2つの事例が1週間でありました。感染者はかなり多いと思います。
今回流行しているのはオミクロンの亜系統の一つでNB.1.8.1(ニンバス)です。症状の特徴は、のどの痛み:74%、発熱:72%、咳・痰:66%、鼻水:40%、頭痛:34%、体の痛み:25%、息苦しさ:16%、倦怠感・だるさ:14%と報告されています。味覚障害などはありません。但し、65歳以上の高齢者、基礎疾患(糖尿病,心疾患,慢性腎臓病,慢性呼吸器疾患)のある方、がんなど免疫機能の低下している方は重症化するリスクが高いため、特に注意が必要です。
現在、インフルエンザとコロナが流行していますが、感染防御として「ぶくぶくうがい」と「がらがらうがい」の二つのうがいを習慣にすると感染が防御されます。外出後や人との会話の後など平時では水道水で十分です。紅茶によるうがいも良いです。緑茶は科学的根拠が不明です。喉に痛みやイガイガする時は“イソジンうがい薬”などが良いです。
近年、飲食店、スーパーなどではアルコール消毒液を置いている店は殆どありません。また、従業員はマスクをしていません。マスク、手洗い、うがいを徹底し、部屋の喚起とアルコール消毒など、感染予防対策をしっかり行い、うつらない、うつさないを徹底した自己管理が大切です。(近藤雅雄、2025年10月7日掲載)
1.歯磨きの効果
口腔内には300~700種類の細菌(口腔内フローラ)が存在すると言われます。細菌数は歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり磨かない人では4000~6000億個、殆ど磨かない人では約1兆個存在すると言われています。菌としてはミュータンス菌、ラクトバチルス菌、ソブリヌス菌、ポルフィロモナス・ジンジバリス菌、トレポネーマ・デンティコラ菌、タネレラ・フォーサイシア菌など含まれます。これらの菌には虫歯、歯周病、感染性心内膜症、誤嚥性肺炎など様々な疾患との関係が注目されています。私も1月に肺炎になりましたが、原因として誤嚥性肺炎が考えられました。とくに高齢者は誤嚥に十分注意が必要です。口腔内細菌を減らす方法は歯磨き、フロスや歯間ブラシによる歯間清掃です。
2.うがいの効果
新型コロナウイルス感染が流行っています。5類感染症に移行してから情報が殆どありませんが確実に増えてます。ここでは2つの事例を紹介します。
第1例は、息子がコロナに感染し、症状は倦怠感、発熱(最大39.6℃)、喉の痛み、鼻水、咳が出て病院でコロナと判定されました。翌日、家族全員が同じような症状が出て病院で検査をし、コロナ陽性と診断されました。熱が上がったり下がったりで、3日間安静にし、4日目で熱が下がり元気になりました。5日目からは出勤しています。第2例は、3日前に喉の痛みと微熱位で健康であった人が友人3人とマスク無しで2時間ばかりお喋りした後、病院でコロナと判明、また友人3人もコロナと診断されたとのこと。この2つの事例が1週間でありました。感染者はかなり多いと思います。
今回流行しているのはオミクロンの亜系統の一つでNB.1.8.1(ニンバス)です。症状の特徴は、のどの痛み:74%、発熱:72%、咳・痰:66%、鼻水:40%、頭痛:34%、体の痛み:25%、息苦しさ:16%、倦怠感・だるさ:14%と報告されています。味覚障害などはありません。但し、65歳以上の高齢者、基礎疾患(糖尿病,心疾患,慢性腎臓病,慢性呼吸器疾患)のある方、がんなど免疫機能の低下している方は重症化するリスクが高いため、特に注意が必要です。
現在、インフルエンザとコロナが流行していますが、感染防御として「ぶくぶくうがい」と「がらがらうがい」の二つのうがいを習慣にすると感染が防御されます。外出後や人との会話の後など平時では水道水で十分です。紅茶によるうがいも良いです。緑茶は科学的根拠が不明です。喉に痛みやイガイガする時は“イソジンうがい薬”などが良いです。
近年、飲食店、スーパーなどではアルコール消毒液を置いている店は殆どありません。また、従業員はマスクをしていません。マスク、手洗い、うがいを徹底し、部屋の喚起とアルコール消毒など、感染予防対策をしっかり行い、うつらない、うつさないを徹底した自己管理が大切です。(近藤雅雄、2025年10月7日掲載)
ミネラルの健康・栄養:生命維持に必須な元素とその過不足
生命維持に必須なミネラルの基本的概念と生理的意義を理解することを目的として、健康・栄養と食生活および欠乏や過剰などについて纏めました(下記PDF参照)。
生命活動の維持に必須な五大栄養素:糖質,脂質,蛋白質,ビタミン,ミネラル
①熱量素(エネルギー物質アデノシン三リン酸(ATP)の生産材料):糖質,脂質,蛋白質
②構成素(細胞や骨など体を構成する材料):蛋白質,脂質,ミネラル
③調節素(生体物質の代謝調節を行う材料):ビタミン,ミネラル
生命を維持するためには蛋白質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素が不可欠です。ミネラルは無機質ですが、それ以外は有機質です。ミネラルについては食塩の摂りすぎや鉄の不足、更年期になると骨粗鬆症とカルシウムが話題となりますが、その他の必須ミネラルの過不足についてはあまり注目されていません。
われわれは、健常者170例(年齢30~70歳代、男性62例、女性108例)の中・高齢者の血液中の微量元素を誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)にて分析した結果、男性ではクロム(Cr)、マンガン(Mn)、セレン(Se)、女性では亜鉛(Zn)、銅(Cu)、Cr、Mn、ニッケル(Ni)といった生体機能調節に重要な微量元素が加齢とともに減少し、体内微量元素の分布に偏りが生じていることを認めました。Seはグルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)、Cu、Mn、Znはスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)の各々抗酸化酵素の構成元素であり、生理活性発現上必須の成分ですから、これら微量元素濃度の低下は中・高齢者の免疫能および抗酸化能低下の原因となるため、老化が促進されます。
また、血中元素と循環・神経・肝および造血機能などの障害による自覚症状が1つまたは複数持つ人との関係では、とくにZn、Cu、Se、Mn量の不足に有意な相関関係を認めました(2025年3月25日掲載の「高齢者のQOL向上と免疫能を高める日本型食生活の解析」参照)。したがってこれらの成分を多く含む食品を持続的に摂取することによって、これら自覚症状の改善が期待されます。
さらに、日常的な運動やスポーツ活動は大量の酸素・エネルギー消費、発汗などによってミネラルや抗酸化物質の必要性が高まります。とくに、スポーツは筋疲労や精神的ストレスなどによって発生する酸化ストレスが多く、そのため、前述した各種ミネラルおよびビタミンA、C、E、B群やポリフェノールなどを含む抗酸化食品および免疫増強食品を積極的に摂取した方が良いでしょう。
健康を維持する上でミネラルの重要性は明白ですが、潜在的に減少している人が多いことが分かりました。しかし、測定は殆どされず、ミネラルの一般検査については今後の課題です。(近藤雅雄、2025年8月5日掲載)
PDF:ミネラルの栄養と健康
PDFの内容:
1.ミネラルの分類と栄養学的機能
2.硬組織とミネラル、食事摂取基準で定められている元素の作用
3.生体機能の調節作用
4.酵素反応の賦活作用
5.鉄代謝と栄養
6.ミネラルの生物学的利用度
7.水・電解質の栄養学的意義
8.参考文献
9.各種ミネラルの作用と摂取異常
10.主な元素の発見歴史と名前の由来
生命活動の維持に必須な五大栄養素:糖質,脂質,蛋白質,ビタミン,ミネラル
①熱量素(エネルギー物質アデノシン三リン酸(ATP)の生産材料):糖質,脂質,蛋白質
②構成素(細胞や骨など体を構成する材料):蛋白質,脂質,ミネラル
③調節素(生体物質の代謝調節を行う材料):ビタミン,ミネラル
生命を維持するためには蛋白質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素が不可欠です。ミネラルは無機質ですが、それ以外は有機質です。ミネラルについては食塩の摂りすぎや鉄の不足、更年期になると骨粗鬆症とカルシウムが話題となりますが、その他の必須ミネラルの過不足についてはあまり注目されていません。
われわれは、健常者170例(年齢30~70歳代、男性62例、女性108例)の中・高齢者の血液中の微量元素を誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)にて分析した結果、男性ではクロム(Cr)、マンガン(Mn)、セレン(Se)、女性では亜鉛(Zn)、銅(Cu)、Cr、Mn、ニッケル(Ni)といった生体機能調節に重要な微量元素が加齢とともに減少し、体内微量元素の分布に偏りが生じていることを認めました。Seはグルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)、Cu、Mn、Znはスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)の各々抗酸化酵素の構成元素であり、生理活性発現上必須の成分ですから、これら微量元素濃度の低下は中・高齢者の免疫能および抗酸化能低下の原因となるため、老化が促進されます。
また、血中元素と循環・神経・肝および造血機能などの障害による自覚症状が1つまたは複数持つ人との関係では、とくにZn、Cu、Se、Mn量の不足に有意な相関関係を認めました(2025年3月25日掲載の「高齢者のQOL向上と免疫能を高める日本型食生活の解析」参照)。したがってこれらの成分を多く含む食品を持続的に摂取することによって、これら自覚症状の改善が期待されます。
さらに、日常的な運動やスポーツ活動は大量の酸素・エネルギー消費、発汗などによってミネラルや抗酸化物質の必要性が高まります。とくに、スポーツは筋疲労や精神的ストレスなどによって発生する酸化ストレスが多く、そのため、前述した各種ミネラルおよびビタミンA、C、E、B群やポリフェノールなどを含む抗酸化食品および免疫増強食品を積極的に摂取した方が良いでしょう。
健康を維持する上でミネラルの重要性は明白ですが、潜在的に減少している人が多いことが分かりました。しかし、測定は殆どされず、ミネラルの一般検査については今後の課題です。(近藤雅雄、2025年8月5日掲載)
PDF:ミネラルの栄養と健康
PDFの内容:
1.ミネラルの分類と栄養学的機能
2.硬組織とミネラル、食事摂取基準で定められている元素の作用
3.生体機能の調節作用
4.酵素反応の賦活作用
5.鉄代謝と栄養
6.ミネラルの生物学的利用度
7.水・電解質の栄養学的意義
8.参考文献
9.各種ミネラルの作用と摂取異常
10.主な元素の発見歴史と名前の由来
こころとからだの健康(20) 言葉はこころなり~伝えたい言葉
国際社会は未だに悲惨な戦争と地球環境の破壊を繰り返しています。その原因の一つとして人間教育の貧困が挙げられます。
我が国は、「新しい時代を拓く心を育てるために」次世代を育てる心を失う危機、として1998年、中央教育審議会が中間報告、第1章 未来に向けてもう一度我々の足元を見直そう、第2章 もう一度家庭を見直そう、第3章 地域社会の力を生かそう、第4章 心を育てる場として学校を見直そうの4項目からなる答申を出しました。
戦後80年、日本は自由で民主的な国家として、人々が豊かで安心して暮らせる社会を形成し、世界の平和に貢献しようと努力してきました。そして、教育の重要性を掲げ、幼児期、学童期に人間形成の基盤をなすこころの教育として、「さまざまな体験や体感を通して、感謝のこころを持って、生きる力、いのちを大切にするこころ、他者を思いやるこころといった、人としての基礎を育む」ことを人間教育の基本として学んでいる。因みに、日本は世界の平和指数(治安・安全性)ランキングでは世界163か国中17位(2024年)でした。
ここでは、私の40年以上にわたる医学・生命科学に関わる教育・研究活動で経験したこころの教育において、学んだことを「次代に伝えたい言葉」として①言葉は人間の原点である、②言葉はこころとからだを健康にする最大の栄養素、③次代に伝えたい言葉、④私の好きな言葉、⑤災害時の言葉と防災、として添付のPDFに綴りました。この中に、1つでもこころに響くものがあれば嬉しいです。(近藤雅雄、2025年7月27日掲載)
こころは言葉によってコロコロ変わるから“こころ”と言う
言葉は人間の原点であり, 人を動かし、国を動かす
言葉はこころとからだを健康にする最大の栄養素である
言葉は人間社会の原点である
言葉を話すのは人間だけである。言葉は人類の発展に大きく貢献し、書物となり永遠と続く。そして、言葉は人を動かし、国を動かす。言葉には力がある。したがって、地球の平和や環境は言葉によって大いに影響を受ける。言葉はこころと連動している。
すなわち、こころは言葉の影響を最も受けやすく、威圧的な言葉、汚い言葉、人の悪口、否定的な言葉を使うのを止め、笑顔で、プラスの言葉を口にしていけば、自分も相手もこころがとても良い状態に安定していき、自分のおかれた状況がたとえどんな状態であっても、次第に好転していくと信じることができる。言葉には魂がある(言霊)。
一つしかないいのちであれば、人生を感謝と喜びに満ち、明るく、おおらかに「前へ」プラス思考で生きる。同様に、一つしかない地球であれば、地球に住む国々が仲良く、感謝と喜びに満ち、地球環境をより良くして行く。このような社会を望んでいます。(2025年7月27日掲載)
PDF:伝えたい言葉
我が国は、「新しい時代を拓く心を育てるために」次世代を育てる心を失う危機、として1998年、中央教育審議会が中間報告、第1章 未来に向けてもう一度我々の足元を見直そう、第2章 もう一度家庭を見直そう、第3章 地域社会の力を生かそう、第4章 心を育てる場として学校を見直そうの4項目からなる答申を出しました。
戦後80年、日本は自由で民主的な国家として、人々が豊かで安心して暮らせる社会を形成し、世界の平和に貢献しようと努力してきました。そして、教育の重要性を掲げ、幼児期、学童期に人間形成の基盤をなすこころの教育として、「さまざまな体験や体感を通して、感謝のこころを持って、生きる力、いのちを大切にするこころ、他者を思いやるこころといった、人としての基礎を育む」ことを人間教育の基本として学んでいる。因みに、日本は世界の平和指数(治安・安全性)ランキングでは世界163か国中17位(2024年)でした。
ここでは、私の40年以上にわたる医学・生命科学に関わる教育・研究活動で経験したこころの教育において、学んだことを「次代に伝えたい言葉」として①言葉は人間の原点である、②言葉はこころとからだを健康にする最大の栄養素、③次代に伝えたい言葉、④私の好きな言葉、⑤災害時の言葉と防災、として添付のPDFに綴りました。この中に、1つでもこころに響くものがあれば嬉しいです。(近藤雅雄、2025年7月27日掲載)
こころは言葉によってコロコロ変わるから“こころ”と言う
言葉は人間の原点であり, 人を動かし、国を動かす
言葉はこころとからだを健康にする最大の栄養素である
言葉は人間社会の原点である
言葉を話すのは人間だけである。言葉は人類の発展に大きく貢献し、書物となり永遠と続く。そして、言葉は人を動かし、国を動かす。言葉には力がある。したがって、地球の平和や環境は言葉によって大いに影響を受ける。言葉はこころと連動している。
すなわち、こころは言葉の影響を最も受けやすく、威圧的な言葉、汚い言葉、人の悪口、否定的な言葉を使うのを止め、笑顔で、プラスの言葉を口にしていけば、自分も相手もこころがとても良い状態に安定していき、自分のおかれた状況がたとえどんな状態であっても、次第に好転していくと信じることができる。言葉には魂がある(言霊)。
一つしかないいのちであれば、人生を感謝と喜びに満ち、明るく、おおらかに「前へ」プラス思考で生きる。同様に、一つしかない地球であれば、地球に住む国々が仲良く、感謝と喜びに満ち、地球環境をより良くして行く。このような社会を望んでいます。(2025年7月27日掲載)
PDF:伝えたい言葉
ポルフィリン代謝を攪乱する多くの無機、有機化学物質
自然界にはV、Ni、Mg、Cu、Zn、Fe、Coなどと結合した金属ポルフィリンが知られています。V、Niポルフィリンはシアノバクテリアから生産されたと推測されている原油中に多く含まれています。
Mgポルフィリンは植物のクロロフィルとして、CoはビタミンB12として、また、Zn、Feはプロトポルフィリンと配位して生体内に存在します。Cuとポルフィリンとの結合も親和性が高く、このような無機元素との関りが深い。
一方で、Pb、Cr、Cd、Sn、As、Hg、Al、Tlなどが体内に侵入すると、それぞれ機序は異なりますが、ポルフィリン代謝系酵素のほとんどがSH酵素であり、その働きを阻害してポルフィリンの代謝異常を引き起こします。したがって、ポルフィリン代謝関連物質の測定は先端産業および工業用に汎用される各種元素の環境および動植物への影響・評価の指標として有用です。
これまでに、Pb、Cr、Cd、Sn、Mn、As、Hg、Al、Tl、Cu、Fe、Ga、In、Sm、Laやフリルフラマイド(AF2)、ダイオキシン、ヘキサクロロベンゼン(HCB)、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、セドルミド、カルバマゼピン、フェンスクシミド、DDC、グリセオフルビン(GF)、フェノバルビタール、アリル基含有化合物、放射線、X線、アルコール、トリクロロエチレン、などのポルフィリン代謝系への影響がin vivo、in vitroで明らかになっています。(近藤雅雄、2025年5月6日掲載、2025年9月8日更新)
PDF:元素とポルフィリン代謝
Mgポルフィリンは植物のクロロフィルとして、CoはビタミンB12として、また、Zn、Feはプロトポルフィリンと配位して生体内に存在します。Cuとポルフィリンとの結合も親和性が高く、このような無機元素との関りが深い。
一方で、Pb、Cr、Cd、Sn、As、Hg、Al、Tlなどが体内に侵入すると、それぞれ機序は異なりますが、ポルフィリン代謝系酵素のほとんどがSH酵素であり、その働きを阻害してポルフィリンの代謝異常を引き起こします。したがって、ポルフィリン代謝関連物質の測定は先端産業および工業用に汎用される各種元素の環境および動植物への影響・評価の指標として有用です。
これまでに、Pb、Cr、Cd、Sn、Mn、As、Hg、Al、Tl、Cu、Fe、Ga、In、Sm、Laやフリルフラマイド(AF2)、ダイオキシン、ヘキサクロロベンゼン(HCB)、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、セドルミド、カルバマゼピン、フェンスクシミド、DDC、グリセオフルビン(GF)、フェノバルビタール、アリル基含有化合物、放射線、X線、アルコール、トリクロロエチレン、などのポルフィリン代謝系への影響がin vivo、in vitroで明らかになっています。(近藤雅雄、2025年5月6日掲載、2025年9月8日更新)
PDF:元素とポルフィリン代謝
著書24.言葉はなかったが癒された。私は忘れない「リヴの物語」
ロングコートチワワ犬(雄、「国際公認血統証明書」)生後2か月が家族となり、息子がリヴと命名しました。しかし、12歳10カ月、近くの動物病院にてその小さないのちが消えました。
悲しみ癒えぬ間にリヴの物語を執筆しました。この物語は、日常生活の中でのさまざまな場面での触れ合いによって、私たち家族にたくさんのこころの安らぎと楽しさ、癒し、励まし、笑い、幸せをプレゼントしてくれたことに感謝し、短い生涯を写真と文章で追憶した47ページにわたる犬の物語です。
リヴは散歩や車に乗るのが怖く、1日中家の中にいました。外に出しても、車に乗せても体を震わせて怖がり、すぐに家に帰る。家の中では走り回り、いつもそばにいて、楽しませてくれました。 リヴとの思い出から、改めていのちの大切さと生きることの大切さ、そして感謝するこころを学びました。物語を作成中に、リヴの写真と病歴から、これまでに実に多くのからだとこころのサインを家族に送っていたことに気づきました。そして、さまざまなサインに気付かなかったことを悔やみました。 また、犬の死因を究明することは、私たち人間においてもいのちとは、救急医療とは、について考える機会となった。それは、本来まだ生きたであろういのちを救うことができなかったことに対する自分への憤りでした。しかし、そこから「いのちを大切にするこころ、生きるこころ、他者を思いやるこころ」といった、人間としての「こころ」の基本を学びました。そして、「健康と病気」について考える良い機会が与えられました。生き物は病気になる時には必ず、何らかのサインを心身から出していることを見逃さないようにし、早め早めに対応することが大切です。とくに言葉がない動物への日頃の感謝を忘れないことです。
リヴの死から学んだことは多い。今後残された人生にプラスになるよう、前向きに歩み続けよう。この地球に棲むすべての生き物は、いずれは死を迎える。それが早いか遅いかではなく、いかに生きたかどうかが大切です。たとえ、短いいのちであっても、一生懸命生きれば、悲しいがそれでよいと思う。家族として、共に歩んだのです。
私はこの物語を作成してから、日々を懐かしく、回想しています。(近藤雅雄、2025年5月1日掲載)
悲しみ癒えぬ間にリヴの物語を執筆しました。この物語は、日常生活の中でのさまざまな場面での触れ合いによって、私たち家族にたくさんのこころの安らぎと楽しさ、癒し、励まし、笑い、幸せをプレゼントしてくれたことに感謝し、短い生涯を写真と文章で追憶した47ページにわたる犬の物語です。
リヴは散歩や車に乗るのが怖く、1日中家の中にいました。外に出しても、車に乗せても体を震わせて怖がり、すぐに家に帰る。家の中では走り回り、いつもそばにいて、楽しませてくれました。 リヴとの思い出から、改めていのちの大切さと生きることの大切さ、そして感謝するこころを学びました。物語を作成中に、リヴの写真と病歴から、これまでに実に多くのからだとこころのサインを家族に送っていたことに気づきました。そして、さまざまなサインに気付かなかったことを悔やみました。 また、犬の死因を究明することは、私たち人間においてもいのちとは、救急医療とは、について考える機会となった。それは、本来まだ生きたであろういのちを救うことができなかったことに対する自分への憤りでした。しかし、そこから「いのちを大切にするこころ、生きるこころ、他者を思いやるこころ」といった、人間としての「こころ」の基本を学びました。そして、「健康と病気」について考える良い機会が与えられました。生き物は病気になる時には必ず、何らかのサインを心身から出していることを見逃さないようにし、早め早めに対応することが大切です。とくに言葉がない動物への日頃の感謝を忘れないことです。
リヴの死から学んだことは多い。今後残された人生にプラスになるよう、前向きに歩み続けよう。この地球に棲むすべての生き物は、いずれは死を迎える。それが早いか遅いかではなく、いかに生きたかどうかが大切です。たとえ、短いいのちであっても、一生懸命生きれば、悲しいがそれでよいと思う。家族として、共に歩んだのです。
私はこの物語を作成してから、日々を懐かしく、回想しています。(近藤雅雄、2025年5月1日掲載)
「前へ」の詩:生きるために人生の目的をしっかり持つ
1949年、団塊世代の最後に生まれ、戦後の急速な経済発展を経験し、小・中・高、大学時代、そして社会人として、仕事と仲間と環境に恵まれ生きてきました。平和な時代でした。
時代が変わったのは2020年の「パンデミック」、そして、2022年の「ロシアによるウクライナ侵攻」、たった数年間で平和であった時代が大きく変わろうとしていました。
古希を過ぎ75歳、終の人生を迎えるにあたって、過去の多くの出来事を記録し、後世に遺すことは、次代に生きる人に役立つかもしれない。また、生きるヒントになるかもしれない。しかし、「パンデミックと戦争」そして「ITやAIの急速な進展」による世界への影響、そして日本では「南海トラフと首都直下地震、富士山の噴火など」の災害予測と「台湾有事」「関税問題」などと時代は逆行し、次代がどのようになるか想像がつかない方向へと突入している。
人は誰にでも死は訪れる。死を考えた時、大切な言葉を一つ挙げるならば、それは「前へ」でした。死に行く者も、生きていればさまざまな喜怒哀楽、ストレスが日々変化して訪れます。それをうまくコントロールし、「前へ」突進む努力、社会貢献に愛する努力をする。そのためにも人生の目的を持って努力する。そうすれば、新しい景色を見ることができるであろう。そして、その景色が人類・人間社会にとって本当に幸せなものなのかもしれない。
人間は、前向きで、素直に社会に貢献する謙虚な姿勢を持ち続けることが大切でdす。それを行動に移し、新たな道を拓き、家族と共に生きて行く。そして、「1日でも長く健康で、おおらかに前へ生きる」、が最も基本的で豊かな人生といえます。そこに「感謝する人がいて、そして、感謝される」そういう人生は真に幸せです。
添付したPDFに「人類と地球の世界平和に向かって「前へ」踏み出そう」という詩を掲載しましたので参照して下さい。(近藤雅雄、2025年4月4日掲載)
PDF:前へ生きる{詩」
時代が変わったのは2020年の「パンデミック」、そして、2022年の「ロシアによるウクライナ侵攻」、たった数年間で平和であった時代が大きく変わろうとしていました。
古希を過ぎ75歳、終の人生を迎えるにあたって、過去の多くの出来事を記録し、後世に遺すことは、次代に生きる人に役立つかもしれない。また、生きるヒントになるかもしれない。しかし、「パンデミックと戦争」そして「ITやAIの急速な進展」による世界への影響、そして日本では「南海トラフと首都直下地震、富士山の噴火など」の災害予測と「台湾有事」「関税問題」などと時代は逆行し、次代がどのようになるか想像がつかない方向へと突入している。
人は誰にでも死は訪れる。死を考えた時、大切な言葉を一つ挙げるならば、それは「前へ」でした。死に行く者も、生きていればさまざまな喜怒哀楽、ストレスが日々変化して訪れます。それをうまくコントロールし、「前へ」突進む努力、社会貢献に愛する努力をする。そのためにも人生の目的を持って努力する。そうすれば、新しい景色を見ることができるであろう。そして、その景色が人類・人間社会にとって本当に幸せなものなのかもしれない。
人間は、前向きで、素直に社会に貢献する謙虚な姿勢を持ち続けることが大切でdす。それを行動に移し、新たな道を拓き、家族と共に生きて行く。そして、「1日でも長く健康で、おおらかに前へ生きる」、が最も基本的で豊かな人生といえます。そこに「感謝する人がいて、そして、感謝される」そういう人生は真に幸せです。
添付したPDFに「人類と地球の世界平和に向かって「前へ」踏み出そう」という詩を掲載しましたので参照して下さい。(近藤雅雄、2025年4月4日掲載)
PDF:前へ生きる{詩」
健康と病気シリーズ10.精神療法として治癒力を高める言葉
現代医療では精神療法として①行動療法、②認知療法、③対人関係療法、④精神分析、⑤精神力動的精神療法、⑥支持的精神療法の6種類に分類していますが、これらの治療に言葉が大切であることは言うまでもありません。
精神障害の原因は遺伝・生物学的要因(身体的要因)、心理的要因、環境的要因(社会的要因や文化的要因を含む)などが複雑に関わっていると考えられます。そこで、精神療法として、これら要因を取り除くことが出来れば自然治癒は増強すると考えます。そして、がんなど難治性疾患の自発的治癒を目的として言葉による治療をとりあげました。また、筆者が肺炎で入院した病院の現状についても以下のPDFに記しました。(近藤雅雄、2025年3月28日掲載)
PDF:健康と病気10.精神として治癒力を高める言葉
精神障害の原因は遺伝・生物学的要因(身体的要因)、心理的要因、環境的要因(社会的要因や文化的要因を含む)などが複雑に関わっていると考えられます。そこで、精神療法として、これら要因を取り除くことが出来れば自然治癒は増強すると考えます。そして、がんなど難治性疾患の自発的治癒を目的として言葉による治療をとりあげました。また、筆者が肺炎で入院した病院の現状についても以下のPDFに記しました。(近藤雅雄、2025年3月28日掲載)
PDF:健康と病気10.精神として治癒力を高める言葉
高齢者のQOL向上と免疫能を高める日本型食生活の解析
研究目的
わが国が世界的に健康長寿を誇るようになったのには、医学の進歩のみならず、わが国の風土と歴史の中に根付いた日本型食生活の影響が大きく関与していると思われます。しかしながら、死因の3位までの疾患は生活習慣の偏りがその主な原因であると考えられることから、超高齢・少子化の進む中で、高齢者のQOLを高め、これら疾患の罹患を予防し、健康で長生きできるような食生活の提唱が望まれます。
本研究では、以下の5つの課題について検討しました。
1.食品中の抗酸化成分の総合評価
2.日本人高齢者の食事摂取状況の解析
3.抗酸化食品ピーマン食摂取による高齢者への介入試験
4.中・高齢者の血液中抗酸化ミネラル濃度の解析
5.老齢動物の抗酸化および免疫能増強の開発
QOLを高める上で極めて重要な因子である免疫能の向上とその機序解明を目的とした日本型食生活を踏まえた先駆的な栄養学的研究を行いました。また、中・高齢者の血液中の免疫能に直接影響を与える抗酸化元素濃度や抗酸化酵素活性などを測定し、酸化ストレスに対する防御機能についての検討を行いました。さらに、国民健康・栄養調査の結果をもとに、日本人の年齢別食生活の傾向を把握し、高齢者の食生活の特性に基づいた免疫能調節因子の検索を行いました。そして、高齢者の抗酸化および免疫力を増強させる因子の検討を行い、新たな増強因子を発見しました。
以上の結果をもとに、高齢者の免疫能および抗酸化能を高める食品類を選択し、日本型食生活を中心とした高齢者への介入試験を行い、免疫能を高め、高齢者のQOLを高めるような食生活の提唱をしました。なお、紙面の都合上、酸化ストレスが免疫細胞に及ぼす影響に対する分子生物学的手法を用いた解析実験に関しては割愛しました。
本内容は農林水産省農林水産技術会議平成14~17年度「日本型食生活の生体調節機能効果の解明」によるプロジェクト研究課題「高齢者のQOL向上のために免疫能の健全性を保持する日本型食生活の解析」で得られた成績の一部を修正して以下のPDFに纏めました。(近藤雅雄、2025年3月25日掲載)
PDF:高齢者のQOL向上と免疫能を高める日本型食生活の解析
わが国が世界的に健康長寿を誇るようになったのには、医学の進歩のみならず、わが国の風土と歴史の中に根付いた日本型食生活の影響が大きく関与していると思われます。しかしながら、死因の3位までの疾患は生活習慣の偏りがその主な原因であると考えられることから、超高齢・少子化の進む中で、高齢者のQOLを高め、これら疾患の罹患を予防し、健康で長生きできるような食生活の提唱が望まれます。
本研究では、以下の5つの課題について検討しました。
1.食品中の抗酸化成分の総合評価
2.日本人高齢者の食事摂取状況の解析
3.抗酸化食品ピーマン食摂取による高齢者への介入試験
4.中・高齢者の血液中抗酸化ミネラル濃度の解析
5.老齢動物の抗酸化および免疫能増強の開発
QOLを高める上で極めて重要な因子である免疫能の向上とその機序解明を目的とした日本型食生活を踏まえた先駆的な栄養学的研究を行いました。また、中・高齢者の血液中の免疫能に直接影響を与える抗酸化元素濃度や抗酸化酵素活性などを測定し、酸化ストレスに対する防御機能についての検討を行いました。さらに、国民健康・栄養調査の結果をもとに、日本人の年齢別食生活の傾向を把握し、高齢者の食生活の特性に基づいた免疫能調節因子の検索を行いました。そして、高齢者の抗酸化および免疫力を増強させる因子の検討を行い、新たな増強因子を発見しました。
以上の結果をもとに、高齢者の免疫能および抗酸化能を高める食品類を選択し、日本型食生活を中心とした高齢者への介入試験を行い、免疫能を高め、高齢者のQOLを高めるような食生活の提唱をしました。なお、紙面の都合上、酸化ストレスが免疫細胞に及ぼす影響に対する分子生物学的手法を用いた解析実験に関しては割愛しました。
本内容は農林水産省農林水産技術会議平成14~17年度「日本型食生活の生体調節機能効果の解明」によるプロジェクト研究課題「高齢者のQOL向上のために免疫能の健全性を保持する日本型食生活の解析」で得られた成績の一部を修正して以下のPDFに纏めました。(近藤雅雄、2025年3月25日掲載)
PDF:高齢者のQOL向上と免疫能を高める日本型食生活の解析
忘れてはいけない新型コロナウイルス感染とパンデミック
2019年12月以降に中国武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症が大流行、世界を震撼させました。世界保健機構(WHO)は新型コロナウイルスをCOVID-19と命名し、2020年3月11日、「新型コロナウイルスはパンデミックとみなすことができる」と宣言しました。
このパンデミックからクラスターという言葉が初めて使われました。集団感染に移行することから個人と個人の距離を十分に開ける政策、アクリル板で遮断する対策、喚起、アルコールによる手指の消毒、マスクの着用が当たり前となり、習慣化しました。
多様なイベント(スポーツやコンサートなど)では大声を出さない、マスクの着用、人数規制などさまざまな対策が施され、典型的なのが2021年の東京オリンピックです。無観客となり、これまでのオリンピックの景色を一変させました。
このパンデミックの原因、推移、行政対応等は風化させることなく、次代に引き継いでいかないといけません。ここでは①新型コロナウイルス発生の疑義、②迷走する診断法と疫学、③迷走する治療法、④各国の感染対策と予防、⑤わが国の行政対応、⑥教育の現場と社会の混乱、⑦パンデミックの収束、⑧パンデミックその後、公衆衛生の重要性などについて記録しました。以下のPDFを参照して下さい。(近藤雅蘇、2025年3月20日掲載)
PDF:忘れ得ぬ新型コロナウイルス
このパンデミックからクラスターという言葉が初めて使われました。集団感染に移行することから個人と個人の距離を十分に開ける政策、アクリル板で遮断する対策、喚起、アルコールによる手指の消毒、マスクの着用が当たり前となり、習慣化しました。
多様なイベント(スポーツやコンサートなど)では大声を出さない、マスクの着用、人数規制などさまざまな対策が施され、典型的なのが2021年の東京オリンピックです。無観客となり、これまでのオリンピックの景色を一変させました。
このパンデミックの原因、推移、行政対応等は風化させることなく、次代に引き継いでいかないといけません。ここでは①新型コロナウイルス発生の疑義、②迷走する診断法と疫学、③迷走する治療法、④各国の感染対策と予防、⑤わが国の行政対応、⑥教育の現場と社会の混乱、⑦パンデミックの収束、⑧パンデミックその後、公衆衛生の重要性などについて記録しました。以下のPDFを参照して下さい。(近藤雅蘇、2025年3月20日掲載)
PDF:忘れ得ぬ新型コロナウイルス
こころとからだの健康(19)社会の急速な変貌と大学教育
戦後の急速な発展に伴い、大家族の「集団」から核家族の「個」の社会へ、住居は木造建造物から鉄筋コンクリートへ、さらに、食生活は日本型食生活から、欧米など世界中の料理を自由に取捨選択できる豊かな自由型食生活へと時代はおおきく急速に変化しました。
このような「家族」「食」と「住」という生活の根源的な部分だけでなく、日本は世界でもまれな食品ロスが多く、自殺率の高い国となると共に国家や組織に対して無関心で、脆弱な国民が増加してきています。また、格差が増し、超少子・高齢社会という少数単位での生活環境がこころとからだをさらに脆弱化しています。
こうした現実は、とくに次世代をになう子どもたちの「対人技術の発達の遅れ」など各種脳力の低下が起こり、日本の未来において計り知れないほどの損失が生じるという危惧感を抱きます。
一方で、遺伝子を用いた治療法の開発や日常生活の中にIT、AI技術が急速に発展し、今まさに「こころとからだの健康」を重視した教育が必要になっています。
大学教育が全入時代となった今日、大学の質保証向上に対するさまざまな改革、グローバル化が行われていますが、教養の空洞化が年々大きく拡大し始めているように感じてなりません。人間社会と科学技術の発展との間に大きなラグが生じているのが現状であると思われます。 (近藤雅雄、2025年3月15日掲載)
PDF:社会の変貌と大学教育
このような「家族」「食」と「住」という生活の根源的な部分だけでなく、日本は世界でもまれな食品ロスが多く、自殺率の高い国となると共に国家や組織に対して無関心で、脆弱な国民が増加してきています。また、格差が増し、超少子・高齢社会という少数単位での生活環境がこころとからだをさらに脆弱化しています。
こうした現実は、とくに次世代をになう子どもたちの「対人技術の発達の遅れ」など各種脳力の低下が起こり、日本の未来において計り知れないほどの損失が生じるという危惧感を抱きます。
一方で、遺伝子を用いた治療法の開発や日常生活の中にIT、AI技術が急速に発展し、今まさに「こころとからだの健康」を重視した教育が必要になっています。
大学教育が全入時代となった今日、大学の質保証向上に対するさまざまな改革、グローバル化が行われていますが、教養の空洞化が年々大きく拡大し始めているように感じてなりません。人間社会と科学技術の発展との間に大きなラグが生じているのが現状であると思われます。 (近藤雅雄、2025年3月15日掲載)
PDF:社会の変貌と大学教育
難病患者と大学病院医師:超稀少疾患研究の推進を望む
難治性疾患を患い特定機能病院・日本医療機構評価機構認定病院、某有名私立大学医学部附属病院に入院した時、5~6人の医師たちにぜひ症例報告をして欲しい旨をお願いしたところ、一人の医師Tが「本症についてはすでに多くの報告があり、本症を発表してもその価値がない」と述べ、笑われたことを覚えています。多くの医師が同じ考えであろう。医師からすれば、日常の業務が忙しく、これまでに報告がない新しい発見などがあれば率先して公表するであろう。よほど新しい内容がなければ発表しないものです。
しかし、本症について調べたが、100万人に数人の発症といった極めて症例数が少ないことから、情報も少なく、十分な臨床統計もないことがわかりました。したがって、疫学も勿論ありません。本症のような超稀少疾患については症例が見つかれば、これまでに報告されていても、必ず論文として、誰でも検索して見られるように公表することを義務付ける必要があるのではないか。また、医療関係者は患者がいればぜひ国内外の医学会や研究会で報告し、症例報告として記録を残してほしいと願うばかりです。患者によって症状や治療の効果も異なるはず。その事実が大切なのです。
患者は勿論のこと、医師が優秀であればある程情報を知りたがっています。大学病院のT医師は「報告する価値がない」と言っていましたが、それが医学の発展を妨げる原因ともなっているのです。情報は多い方が良いのに決まっているます。特に超稀少がんなどの難治性疾患においては患者数が少ないことが原因で治療研究が進まないことが深刻化しているのではないでしょうか。また、公表しないことは稀少疾患に対する治療上の不都合な真実も疑われかねません。(近藤雅雄、2025年3月8日掲載)
しかし、本症について調べたが、100万人に数人の発症といった極めて症例数が少ないことから、情報も少なく、十分な臨床統計もないことがわかりました。したがって、疫学も勿論ありません。本症のような超稀少疾患については症例が見つかれば、これまでに報告されていても、必ず論文として、誰でも検索して見られるように公表することを義務付ける必要があるのではないか。また、医療関係者は患者がいればぜひ国内外の医学会や研究会で報告し、症例報告として記録を残してほしいと願うばかりです。患者によって症状や治療の効果も異なるはず。その事実が大切なのです。
患者は勿論のこと、医師が優秀であればある程情報を知りたがっています。大学病院のT医師は「報告する価値がない」と言っていましたが、それが医学の発展を妨げる原因ともなっているのです。情報は多い方が良いのに決まっているます。特に超稀少がんなどの難治性疾患においては患者数が少ないことが原因で治療研究が進まないことが深刻化しているのではないでしょうか。また、公表しないことは稀少疾患に対する治療上の不都合な真実も疑われかねません。(近藤雅雄、2025年3月8日掲載)
健康情報13.栄養素の豊富な「にがうり」で疲労回復
季節の変わり目は、気象の変化による持病の悪化や自律神経の乱れなどによってさまざまな症状がでます。そこで、この間を健康で乗り切るための一例を紹介します。夏バテ等の疲労回復に効果がある「にがうり」を紹介します。
「にがうり(苦瓜)」は、ゴーヤとも呼ばれていますが、このゴーヤとは沖縄地方の方言。ゴーヤには蛋白質、炭水化物、脂質、ビタミンC、ビタミンB1、B2、B6、K、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B5)、ビオチン(B7)、葉酸(B9)、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅などの機能性栄養素および食物繊維を豊富に含んでいます。
ゴーヤは疲労回復、血糖値の調節、脂質代謝の調節、貧血予防、血圧調節、むくみ・便秘の解消、ダイエット、老化防止・美肌、紫外線・シミ対策、肌荒れ・ニキビ予防などに有効であると言われています。とくに、ビタミンCはキュウリの14mgやトマトの15mgに対して5倍以上も含まれ、野菜の中でピーマンと同様、加熱に強いという特性を持っています。また、鉄分はほうれん草の約2.3倍含まれ、葉酸とともに貧血の予防になります。ビタミンB群は生体エネルギー(ATP)の生産に不可欠で、疲労回復、皮膚や粘膜の正常化に、カリウムは腎臓でナトリウムの排泄に働くので血圧の低下にそれぞれ役に立ちます。
苦み成分としてチャランチンとモモルデシン、コロソリン酸が含まれています。チャランチンとコロソリン酸は植物インスリンとも言われ、糖尿病の血糖値改善に役立つと古くから注目されています。ヒトのインスリンと同様に肝臓や筋肉へのブドウ糖の取り込みを促進し、グリコーゲンの合成を促すことが報告されています。
動物実験では糖尿病改善効果、抗ウイルス作用、抗炎症作用、コレステロール低下作用、抗がん作用、免疫調節なども報告されています。チャランチンやモモルデシンには活性酸素を還元して無毒化する作用も報告されています。
食物繊維は100g中水溶性0.5g、不溶性2.1g含まれ、腸内の善玉菌の増殖を促進し、糞便量を増やし、腸内環境を整えることでしょう。便秘改善に役立ちます。サポニンはコレステロールや老廃物の排出を促進し、動脈硬化、糖尿病、がんの予防、胆汁酸の分泌や産生を促します。
ただし、ゴーヤには血糖低下作用のある成分が含まれていますので、子どもや高齢者、糖尿病患者の食べ過ぎには注意してください。(近藤雅雄、2025年3月8日、掲載)
「にがうり(苦瓜)」は、ゴーヤとも呼ばれていますが、このゴーヤとは沖縄地方の方言。ゴーヤには蛋白質、炭水化物、脂質、ビタミンC、ビタミンB1、B2、B6、K、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B5)、ビオチン(B7)、葉酸(B9)、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅などの機能性栄養素および食物繊維を豊富に含んでいます。
ゴーヤは疲労回復、血糖値の調節、脂質代謝の調節、貧血予防、血圧調節、むくみ・便秘の解消、ダイエット、老化防止・美肌、紫外線・シミ対策、肌荒れ・ニキビ予防などに有効であると言われています。とくに、ビタミンCはキュウリの14mgやトマトの15mgに対して5倍以上も含まれ、野菜の中でピーマンと同様、加熱に強いという特性を持っています。また、鉄分はほうれん草の約2.3倍含まれ、葉酸とともに貧血の予防になります。ビタミンB群は生体エネルギー(ATP)の生産に不可欠で、疲労回復、皮膚や粘膜の正常化に、カリウムは腎臓でナトリウムの排泄に働くので血圧の低下にそれぞれ役に立ちます。
苦み成分としてチャランチンとモモルデシン、コロソリン酸が含まれています。チャランチンとコロソリン酸は植物インスリンとも言われ、糖尿病の血糖値改善に役立つと古くから注目されています。ヒトのインスリンと同様に肝臓や筋肉へのブドウ糖の取り込みを促進し、グリコーゲンの合成を促すことが報告されています。
動物実験では糖尿病改善効果、抗ウイルス作用、抗炎症作用、コレステロール低下作用、抗がん作用、免疫調節なども報告されています。チャランチンやモモルデシンには活性酸素を還元して無毒化する作用も報告されています。
食物繊維は100g中水溶性0.5g、不溶性2.1g含まれ、腸内の善玉菌の増殖を促進し、糞便量を増やし、腸内環境を整えることでしょう。便秘改善に役立ちます。サポニンはコレステロールや老廃物の排出を促進し、動脈硬化、糖尿病、がんの予防、胆汁酸の分泌や産生を促します。
ただし、ゴーヤには血糖低下作用のある成分が含まれていますので、子どもや高齢者、糖尿病患者の食べ過ぎには注意してください。(近藤雅雄、2025年3月8日、掲載)
健康情報12.冬至は「かぼちゃとゆず湯」で乗りきる
季節の変わり目は、気象の変化による持病の悪化や自律神経の乱れなどによってさまざまな症状がでます。そこで、この間を健康で乗り切るための一例を紹介します。
冬至とは24節気の一つで、1年で昼が最も短く、太陽の光が弱まって、夜が長い日になります。そして、冬至の日には冬至かぼちゃや冬至粥(小豆入りのお粥)を食べると風邪や中風(現在の脳出血、脳梗塞に当たるもの)にならないという言い伝えがあります。
かぼちゃは本来夏の野菜です。切ったり、傷を付けたりしなければ長期保存が出来るので、夏の太陽を浴びたかぼちゃを大事に保存し、風邪が流行したり緑黄色野菜が不足したりする冬期にかぼちゃを食べるという先人の教えもあります。
かぼちゃは「南瓜」とも書き、別名「唐茄子」、「南京」、「ボウブラ」とも呼ばれますが、原産地は中央アメリカです。日本には戦国時代の末期頃にポルトガル人によってカンボジア経由で持ち込まれました。このときにカンボジアがなまって「かぼちゃ」になったそうです。かぼちゃは野菜の中でも栄養価が高い優れた野菜であり、β-カロテン、ビタミンC,ビタミンEといった抗酸化ビタミンを大量含んでいます。したがって、体内に蓄積した酸化毒(活性酸素)の除去と感染症予防には不可欠な野菜です。寒い日にはかぼちゃを食べて風邪を予防しましょう。次は柚子(ゆず)です。
ゆず湯というのは、お湯に入り、病気を治す湯治(とうじ)=冬至という語呂合わせからきているそうです。また、柚子(ゆず)=「融通(ゆうずう)」がききますように、という願いも込められているそうです。柚子の高貴な香りと酸味は邪気を避け、運を呼び込む前の厄払いの目的でも使われています。
「ゆず湯に入ると、一年間風邪をひかない」と昔から言われています。柚子には血行を促進して冷え性を和らげ、身体を温めて風邪を予防する働きがあります。果皮、果肉、種のすべてに効能があり、果皮にはビタミンCやクエン酸が含まれていて美肌効果があります。果肉にはヘスペリジンというポリフェノールが柑橘類の中では極めて多くミカンの20倍、レモンの3倍で、血管の強化、血流、高血圧、脂質代謝、肩こりや冷えの改善などの効果があります。種にはペクチン、ピネン、リモネン、ナリンジンなどが含まれ糖・脂質代謝調節、抗炎症作用など多様な効果が知られています。
捨てるところがない柚子はまさにSDGs (Sustainable Development Goals)に適した柑橘類の王様といえます。(近藤雅雄、2025年3月8日掲載)
冬至とは24節気の一つで、1年で昼が最も短く、太陽の光が弱まって、夜が長い日になります。そして、冬至の日には冬至かぼちゃや冬至粥(小豆入りのお粥)を食べると風邪や中風(現在の脳出血、脳梗塞に当たるもの)にならないという言い伝えがあります。
かぼちゃは本来夏の野菜です。切ったり、傷を付けたりしなければ長期保存が出来るので、夏の太陽を浴びたかぼちゃを大事に保存し、風邪が流行したり緑黄色野菜が不足したりする冬期にかぼちゃを食べるという先人の教えもあります。
かぼちゃは「南瓜」とも書き、別名「唐茄子」、「南京」、「ボウブラ」とも呼ばれますが、原産地は中央アメリカです。日本には戦国時代の末期頃にポルトガル人によってカンボジア経由で持ち込まれました。このときにカンボジアがなまって「かぼちゃ」になったそうです。かぼちゃは野菜の中でも栄養価が高い優れた野菜であり、β-カロテン、ビタミンC,ビタミンEといった抗酸化ビタミンを大量含んでいます。したがって、体内に蓄積した酸化毒(活性酸素)の除去と感染症予防には不可欠な野菜です。寒い日にはかぼちゃを食べて風邪を予防しましょう。次は柚子(ゆず)です。
ゆず湯というのは、お湯に入り、病気を治す湯治(とうじ)=冬至という語呂合わせからきているそうです。また、柚子(ゆず)=「融通(ゆうずう)」がききますように、という願いも込められているそうです。柚子の高貴な香りと酸味は邪気を避け、運を呼び込む前の厄払いの目的でも使われています。
「ゆず湯に入ると、一年間風邪をひかない」と昔から言われています。柚子には血行を促進して冷え性を和らげ、身体を温めて風邪を予防する働きがあります。果皮、果肉、種のすべてに効能があり、果皮にはビタミンCやクエン酸が含まれていて美肌効果があります。果肉にはヘスペリジンというポリフェノールが柑橘類の中では極めて多くミカンの20倍、レモンの3倍で、血管の強化、血流、高血圧、脂質代謝、肩こりや冷えの改善などの効果があります。種にはペクチン、ピネン、リモネン、ナリンジンなどが含まれ糖・脂質代謝調節、抗炎症作用など多様な効果が知られています。
捨てるところがない柚子はまさにSDGs (Sustainable Development Goals)に適した柑橘類の王様といえます。(近藤雅雄、2025年3月8日掲載)
健康情報11.季節の変わり目は「キムチ」で健康強化
季節の変わり目は、気象の変化による持病の悪化や自律神経の乱れなどによってさまざまな症状がでます。日本には四季があり、冬から春、春から夏、夏から秋、秋から冬と4階の変化を感じます。この間を健康で乗り切るための「キムチ」の例を紹介します。
例えば梅雨(抗酸化食品キムチ)
5月の連休が終わると、次に来るのはじめじめした梅雨、その次に来るのが暑い夏。この季節を乗り越えるための食品の一つとして「キムチ」を紹介します。
キムチの原材料によって栄養成分は異なりますが、よく使われる野菜(白菜や大根)にはたくさんのビタミンやミネラルが豊富に含まれています。そのために米中心の食生活に不足しがちなビタミンB1の吸収を高めたり、腸炎、結腸炎などの疾病を抑制する働きや体内の脂肪を減らして動脈硬化や肥満を予防したり、活性酸素を消去したりする効果があります。
キムチは梅雨に限らず、1年中の食べ物ですが、季節の移り変わりにはとくに免疫力を高めるのに効果的な食材です。その理由として、キムチ唐辛子のトウガラシはシシトウ、パプリカ・ピーマンの仲間で、暑さに強く、真夏でも実がつきます。そして、ピーマンと同様ルテオリンなどの強力な抗酸化ポリフェノールを多く含みますので、抗酸化能および免疫能の増強に効果的な食品といえます。(近藤雅雄、2025年3月8日掲載)
例えば梅雨(抗酸化食品キムチ)
5月の連休が終わると、次に来るのはじめじめした梅雨、その次に来るのが暑い夏。この季節を乗り越えるための食品の一つとして「キムチ」を紹介します。
キムチの原材料によって栄養成分は異なりますが、よく使われる野菜(白菜や大根)にはたくさんのビタミンやミネラルが豊富に含まれています。そのために米中心の食生活に不足しがちなビタミンB1の吸収を高めたり、腸炎、結腸炎などの疾病を抑制する働きや体内の脂肪を減らして動脈硬化や肥満を予防したり、活性酸素を消去したりする効果があります。
キムチは梅雨に限らず、1年中の食べ物ですが、季節の移り変わりにはとくに免疫力を高めるのに効果的な食材です。その理由として、キムチ唐辛子のトウガラシはシシトウ、パプリカ・ピーマンの仲間で、暑さに強く、真夏でも実がつきます。そして、ピーマンと同様ルテオリンなどの強力な抗酸化ポリフェノールを多く含みますので、抗酸化能および免疫能の増強に効果的な食品といえます。(近藤雅雄、2025年3月8日掲載)
健康情報9.「りんご」は病気の予防と健康増進に不可欠
りんごは不思議な果物です。りんごに含まれているビタミンCは100g中に4mgで、食品の中ではさほど多いわけではありません。しかし、リンゴにはビタミンCを効率よく体内に取り込むのを助ける成分が含まれているため、含有量から予測される以上に血液中のビタミンCが増えると考えられます。国立がん研究センターが行った5年間の調査によれば、サプリメントでビタミンCを1日50mg摂取したグループの血液中ビタミンCの増加量は13.0%で、500mg摂取したグループでも増加量は38.5%でした。したがって、リンゴ摂取で血液中のビタミンCが34%増加したことを、サプリメントに直すと1日約500mgのビタミンCを摂取したことと同等になります。このことは、サプリメントよりも食品から摂取する方が効率的であるといえます。
ビタミンCは、抗酸化力が強く、さまざまな生活習慣病の予防に有効です。脳卒中、脳梗塞、がん、壊血病などの予防、ストレス解消、色素沈着の防止、白内障予防などに有効であると報告されています。さらに、りんごには良質な食物繊維が含まれ、血液中の中性脂肪を減らすのに効果的です。このりんごの水溶性食物繊維(リンゴペクチン)を摂取するとアレルギーの引き金と考えられているヒスタミンを下げる効果が明らかになっています。また、りんごは肌荒れや「にきび」の原因となる便秘を解消する力が強く、かつ、アラビノオリゴ糖はビフィズス菌を特異的に増殖させることも見出されています。さらに、カリウムなどのミネラルが豊富であり、血圧上昇を抑えます。また、ポリフェノールもたくさん含まれています。りんごが赤くなると医者が儲からなくなるといわれますが、まさに、りんごはさまざまな病気の予防、健康増進に不可欠な果物です。(近藤雅雄、2025年3月7日掲載)
ビタミンCは、抗酸化力が強く、さまざまな生活習慣病の予防に有効です。脳卒中、脳梗塞、がん、壊血病などの予防、ストレス解消、色素沈着の防止、白内障予防などに有効であると報告されています。さらに、りんごには良質な食物繊維が含まれ、血液中の中性脂肪を減らすのに効果的です。このりんごの水溶性食物繊維(リンゴペクチン)を摂取するとアレルギーの引き金と考えられているヒスタミンを下げる効果が明らかになっています。また、りんごは肌荒れや「にきび」の原因となる便秘を解消する力が強く、かつ、アラビノオリゴ糖はビフィズス菌を特異的に増殖させることも見出されています。さらに、カリウムなどのミネラルが豊富であり、血圧上昇を抑えます。また、ポリフェノールもたくさん含まれています。りんごが赤くなると医者が儲からなくなるといわれますが、まさに、りんごはさまざまな病気の予防、健康増進に不可欠な果物です。(近藤雅雄、2025年3月7日掲載)



