シスチンはシステインというアミノ酸が2つ結合したもので、卵殻膜に豊富に含まれています。システインはS(イオウ)を含むアミノ酸で髪の毛や爪、皮膚など、からだの表面に多く存在するアミノ酸で体内ではメチオニンというアミノ酸から合成されます。しかし、飲酒などによって合成が阻害されるため、食事から積極的に摂取することが重要です。システインを含む食品としては大豆、かきや栗などがありますが、最近、卵の殻の内部にある薄皮(卵殻膜)にシスチンが豊富に含まれていることがわかりました。
シスチンは美容の維持に役立ち、美肌を求める女性向けサプリメントに利用されています。摂取するにはビタミンCとあわせて摂取すると良いといわれています。(近藤雅雄、2015年7月10日掲載)



