加齢とともに肌が衰えてくるのはコラーゲンの生産能力が低下するためとも言われている(40歳で半減する)。コラーゲンは皮膚や血管、細胞間の結合組織、骨や歯の有機質の成分で、からだの全たんぱく質の約30%を占める。
機能としては細胞や組織の粘着剤となって丈夫な血管や骨、筋肉、皮膚、頭髪、内臓などからだ全体の老化を防ぐともいわれている。最近ではがん予防効果への期待がいわれている。
鶏の手羽肉、ガラ、豚足、豚耳、スペアリブ、牛筋、ドジョウ、ナマコ、ふかひれなどに多く含まれている。
コラーゲンを食品と摂取すると小腸から分泌されるタンパク質分解酵素によって分解され、アミノ酸となる。したがって、コラーゲンを摂取しても効果はない。コラーゲンは体内で合成されるため、生産を促進するビタミンCを摂取する。ビタミンCが欠乏するとコラーゲンの生成が抑制され、血管が壊れて出血する病気「壊血病」になる。