教育回想11.あマ指師養成校:素晴らしき長生学園の理念

 昭和51(1976)年、大学卒業して2年後、上司から“あん摩マッサージ指圧師養成校(あマ指師師)”「長生学園」にて生理学の非常勤講師の代講を頼まれました。講義は、休日にあたる土曜日です。その年の賞与をすべて医学生理学関係の専門書購入に注ぎ込み、独学にて勉強し、講義用の教科書を作成してから講義を行い、令和5(2023)年の2月まで47年間続きました。人に教えることは、大変勉強になると共に、人体生理学をマスターすることは医学の基本をマスターすることです。この経験によって、生涯、学ぶことに最大の価値を置くこととしました。
 27歳時迄に、骨髄赤芽球細胞からヘモグロビン合成に関わる新しいインヒビターの発見遺伝性ポルフィリン症の酵素異常の発見鉛中毒の中毒機序の解明など数年間で3つを世界に先駆けて発見し、国際的に注目されるようになり、忙しくなりました。海外や国内の大学、研究機関からの講演、講義などの依頼が急激に増えたましが、時間はいくらでも作ろうと思えばできることを学びました。
 教室では、約60名の年齢10代から70代迄の学生が同じ目標を持って学んでいる。学生は伝統療法である長生療術に興味をもって北海道から沖縄まで、日本中から集まって来ます。まさに、人生の縮図で、とても居心地の良い場所でした。
 学園で学ぶ長生医学は霊肉救済の精神を基盤として、その教義は仏教の精神を基盤とした霊肉一体の救済の根本教義の基に「脊椎矯正」、「精神療法」、「プラーナ療法」の三位一体によって病気の原因を取り去り、自然治癒力を発揮させ、病気に苦しむ肉体と精神を救うことを、究極の目的としています。これが学園の理念です。

 学園は校訓として「感謝」に重きを置いています。したがって、いつ行っても、事務、教員、学生が一体となって明るく、元気です。そして、理事長の思いであった「学生には常に最先端の医療・医学が理解できるように教育したい」との堅い信念から、私も自らの研究を通して最先端の医学(基礎医学、臨床医学)や医療関連資格などを各種医学会や講演会で勉強すると共に、学園を通して、人間として、人のふれ合いの大切さ、命の尊さ、感謝の心を学んでは教育に反映させました。まさに素晴らしき学園です。(2023年3月8日執筆、2025年9月15日更新)
PDF:素晴しき長生学園