病気と治療4.大学病院耳鼻科による耳鳴の診察と治療

 64歳時(2017年12月18日)、大学の講義中に右耳でメリメリ、パチパチといった金属音のような耳鳴が発生(線香花火のよう)したので、地域の耳鼻科開業医3施設を受診しました。何処も同じ検査をして、治りませんでした。そして言うことも同じで、「耳鳴と付き合っていくしかない」でした。そこで、特定機能病院日本医療機能評価機構認定病院の某有名私立大学医学部附属病院(大学病院)耳鼻科を受診しました。
 MRI検査を行い、外来医師より「右椎骨動脈狭窄、蝸牛神経圧迫症、右耳鳴金属音」などと診断されました。担当医は「とくに治療法と言うものはないが、特効薬がある」と矛盾した事を言いましたが、“特効薬”に興味を持ちました。しかし、処方された薬はてんかん治療薬に良く用いられる「テグレトール」でした。勿論、効果はありませんでした。それ以降は、この医師がいる病院では治療を期待することはできないと判断し、受診するのを止めました。現代の最先端医療では耳鳴りを治すことができない。だから風邪と同じく、市販薬がドラッグストアに沢山並んでいる。
 耳鳴解消の市販薬としてはナリピット錠、パニオンコーワ錠、アリナミンEXプラス、ナリピタン、当帰芍薬散などを購入して試しましたが、どれも効果はありませんでした。当帰芍薬散ナリピット錠などはよくテレビで宣伝していますが、人によって効果は様々であり、万人に効くというわけではありません。
 現在は、右耳で放電現象的な激しい金属的耳鳴りが発生し、約30秒ごとに7秒前後パチパチと24時間鳴り続けていますが原因は不明です。そして両耳で通常の唸るような耳鳴りが24時間起こっています。 (近藤雅雄、2025年4月2日掲載)