健康情報11.季節の変わり目は「キムチ」で健康強化

 季節の変わり目は、気象の変化による持病の悪化や自律神経の乱れなどによってさまざまな症状がでます。日本には四季があり、冬から春、春から夏、夏から秋、秋から冬と4階の変化を感じます。この間を健康で乗り切るための「キムチ」の例を紹介します。

例えば梅雨(抗酸化食品キムチ)
 5月の連休が終わると、次に来るのはじめじめした梅雨、その次に来るのが暑い夏。この季節を乗り越えるための食品の一つとして「キムチ」を紹介します。
 キムチの原材料によって栄養成分は異なりますが、よく使われる野菜(白菜や大根)にはたくさんのビタミンやミネラルが豊富に含まれています。そのために米中心の食生活に不足しがちなビタミンBの吸収を高めたり、腸炎、結腸炎などの疾病を抑制する働きや体内の脂肪を減らして動脈硬化や肥満を予防したり、活性酸素を消去したりする効果があります。
 キムチは梅雨に限らず、1年中の食べ物ですが、季節の移り変わりにはとくに免疫力を高めるのに効果的な食材です。その理由として、キムチ唐辛子のトウガラシはシシトウ、パプリカ・ピーマンの仲間で、暑さに強く、真夏でも実がつきます。そして、ピーマンと同様ルテオリンなどの強力な抗酸化ポリフェノールを多く含みますので、抗酸化能および免疫能の増強に効果的な食品といえます。(近藤雅雄、2025年3月8日掲載)