多発する大地震:東日本大震災と福島原発事故からの教訓

 日本列島を揺るがす大きな地震が多発している。昨年(2024年)は能登半島地震が発生し、地域を混乱へと導いた。東北大震災では福島原子力発電所の爆発事故があり、現在もなお放射能汚染によって汚染地域に住むことができない。そして、未だに大地震を経験していない人々にとっては現実的ではないが、しかし喫緊の課題が首都直下型地震南海トラフ地震に対する防災である。これらの地震が今後30年で70(~80)%近くの確立で発生すると予測されている。歴史は繰り返す。
 地震の予知はまだ困難だし、異常気象の解明も進んでいない。今は世界中の英知を集めて、多様な生物が唯一存在する地球の活動と環境を明らかにし、この美しい地球を次代に引き継ぐべきである。地表で侵略や戦争、地下資源の奪い合い、泥棒等、社会を混乱・恐怖に陥れる行為をしている場合ではない。世界中のリーダーは世界の平和と発展、地球環境の保全に真剣になって貢献してほしいと心から願う。そして、地震に対しては、明日来るかわからない今日、いつ来ても対応できる知識と防災を整えておきたい。(2025年2月25日掲載)
PDF:B5,東日本大震災と福島原発事故からの教訓