健康と病気シリーズ1 「健康とは」身体的,精神的,社会的健康

 元気なヒトは“健康”を意識しないのが通常である。それが、病気になったり、病人を見たり、事故に遭ったり、けが人を見たりして初めて健康を意識する。
 若い時に病気を繰返すと免疫力が強化されるので、身体が丈夫になることが多い。その理由は免疫の中枢である胸腺の発育が12歳位でピークを迎えるためだ。細菌やウイルスなどの異物蛋白(抗原)に対する免疫力(抗体産生力)が増し、異物を除去する能力が高まる(免疫獲得)のである。したがって、子どもの頃にケガや病気を繰返しては免疫を獲得したヒトは大人になると丈夫である。
 本稿では健康について、身体的、精神的、社会的健康などさまざまな角度から考察した。
 論文は以下のPDF参照。HP:PDF:健康と病気1(A4)