紅茶によるヘリコバクターピロリ菌殺菌効果が優れ胃がんの発生予防に良い。
紅茶は発酵過程でいろいろな酵素作用を受け、クロロフィルは分解され、カテキン類は酸化縮合し赤色系のテアフラビンや橙褐色系のテアルビジンを生じ、紅茶特有の紅色を呈します。
紅茶の浸出液には緑茶、コーヒー、烏龍茶同様多少カフェイン(30mg/100g)やタンニン(0.1g/100g)を含むので食事中や寝る前は控えた方が良い。タンニンは鉄分の小腸での吸収を阻害する。とくに鉄欠乏性との関係がある人は午前あるいは午後の休息中に飲用する。カフェインは交感神経を刺激し、副腎からのアドレナリン分泌を促進するので、夜は飲まない方が良いです。また、交感神経は睡眠ホルモンであるメラトニンの脳松果体からの分泌を抑制するため眠れなくなることがあります。
紅茶の健康効果は沢山ありますが、ここでは2つ挙げました。
1.胃がんの予防
胃がん発症の一次予防としてはピロリ菌除去と塩分を控えることが大切ですが、紅茶飲用による予防も可能かもしれません。
2.風邪の予防
紅茶(発酵茶)には緑茶に含まれる抗酸化物「カテキン」が発酵過程でテアフラビン(紅茶ポリフェノール)となり、これがインフルエンザウイルスに対して効果があると言われています。紅茶でうがいをしてはどうでしょうか。風邪ウイルスの感染予防として期待できかもしれません。現代のコロナ禍時代は口腔ケアの時代とも言えますね。
いずれにしてもこれらの詳細は下記のPDFを参照してください。 PDF:紅茶と健康