著書22.昭和,平成,令和を生きた人生の道しるべ,「前へ」

 本書は、筆者が国立公衆衛生院・国立健康・栄養研究所・東京都市大学・国際鍼灸専門学校で経験した研究者・学者人生を追懐し、昭和から平成、令和の3時代を生き、そして、古希を過ぎ、終の人生を迎えるにあたって、過去の多くの出来事を記録し、後世に遺すことは、次代に生きる人の「人生の道しるべ」として役立つかもしれない。また、生きるヒントになるかもしれない、終の人生を世話になった人への感謝と次代への引継ぎとして本書の創作を企画しました。
 人は誰にでも死は訪れます。これまで幸せな生活を送り、突然にがんで「死を宣告」された時、大切な言葉を一つ挙げるならば、それは「前へ」でした。死に行く者も、生きていればさまざまな喜怒哀楽、ストレスが日々変化して訪れます。それをうまくコントロールし、「前へ」突進む努力をする。人間は、前向きで、大切なものをこころに持ち、素直に社会に貢献する謙虚な姿勢を持ち続けることが大切です。それを行動に移し、新たな道を拓き生きて行く。そして、「1日でも長く健康で、前へ生きる」、「家族のため、社会のために頑張る」が最も基本的で豊かな人生といえます。さらに、そこに「感謝する人がいて、そして、感謝される」そういう人生は真に幸せです。

 本書は、勉強が嫌いな子どもが、高校に進んでから勉強が好きになり、多くの良き人間に恵まれ「学び」を生涯の職として生きる人生の記録集です。
 第1章は過去の忘れられない時代を検証しました。
 第2章は筆者の主な先駆的な研究の成果を記し、次代への参考としました。
 第3章は健康寿命の延伸とQOL向上を目指し、自発的治癒の重要性と新たな病気に侵された筆者の挑戦について記録しました。
 第4章は平成19年以降、教育機関などで行った挨拶を「こころのメッセージ」として綴りました。
 第5章は昭和、平成、令和の時代を駆け巡った教育・研究者としての実録と「人生の道しるべ」となった人々との出会いを回想しました。
 第6章は家族、恩人、友人などへの感謝と伝えたい言葉、夢を見ることの重要性、そして、多くの人への感謝をこころ込めて綴りました。
 本書(近藤雅雄著、B5版、総ページ数216、2023年8月1日、出版)は約2か月で書き下ろした人生史です。(近藤雅雄、2023年9月20日掲載)