飲む健康ゴーヤエキス・プラス・難消化性デキストリン

~苦瓜(ゴーヤ)の豊富な栄養素と難消化性デキストリンを一包に凝縮~

Ⅰ.ゴーヤの主な成分と健康効果

 ゴーヤにはたんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン類、ミネラル類の5大栄養素を含み、エネルギー量は17Kcal です。この内、とくにビタミンB1、B2 、βカロテン、ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
 ゴーヤは夏バテ・疲労回復、血糖値の調節、脂質異常の調節、血圧調節、むくみ・便秘の解消、ダイエット、老化防止・美肌作り、紫外線・シミ対策、貧血予防、肌荒れ・ニキビ予防などに有効であると言われています。とくにビタミンCはキュウリの14mgやトマトの15mgに対して5倍以上も含まれ、野菜の中で唯一、加熱に強いという特性を持っています。また、鉄分はほうれん草の約2.3倍含まれ、葉酸とともに貧血の予防になります。ビタミンB群は生体エネルギー(ATP:アデノシン三リン酸)の生産に不可欠で、疲労回復、皮膚や粘膜の正常化に、カリウムは腎臓でナトリウムの排泄に働きますので血圧の低下に各々役立ちます。
 苦み成分としてチャランチンとモモルデシン、コロコリン酸が含まれ、チャランチンとコロコリン酸は植物インスリンとも言われ、血糖値の正常化、糖尿病の血糖値改善(食後高血糖改善)に役立つと古くから注目されています。ヒトのインスリンと同様に肝臓や筋肉へのブドウ糖の取り込みを促進し、グリコーゲンの合成を促すことが報告されています。動物実験では糖尿病改善効果、抗ウイルス作用、抗炎症作用、コレステロール低下作用、抗癌作用、免疫調節なども報告されています。チャランチンやモモルデシンには活性酸素を還元する作用も報告されています。
 食物繊維は100g中水溶性0.5g、不溶性2.1g含まれ、腸内の善玉菌の増殖を促進し、糞便量を増やし、腸内環境を整えます。サポニンはコレステロールや老廃物を排出し、動脈硬化、糖尿病、がんの予防、胆汁酸の分泌や産生を促してコレステロール値を下げます。

Ⅱ.難消化性デキストリンの健康効果

 難消化性デキストリンは天然の澱粉から作られた水溶性の食物繊維で①食後血糖上昇抑制作用②食後中性脂肪上昇抑制作用③血清脂質低下作用④内臓脂肪低減作用⑤整腸作用⑥ミネラル吸収促進作用などの効果が報告され、安全な食品として消費者庁で認められています。

Ⅲ.飲む健康ゴーヤエキス+難消化性デキストリン

 難消化性デキストリンはゴーヤエキスと同時に摂取することで水溶性と不溶性のバランスが保たれることが推測され、食物繊維の効果とゴーヤの栄養分の効果に相加・相乗効果が期待できると期待されます。とくに、糖代謝と脂質代謝の改善に対する効果とビタミン、ミネラルなどの吸収促進が期待されます。
 飲む健康ゴーヤエキス+難消化性デキストリンはゴーヤの栄養素を丸ごと水、熱湯などで溶かしておいしく召し上がれます。そして、現代人の摂取量が不足している食物繊維を補給することができます。

飲用の注意
 ゴーヤには血糖低下作用のある成分が含まれていますので、効果の現れやすい子どもや高齢者および糖尿病患者の場合は飲みすぎに注意してください。また、妊娠中にゴーヤを食べると流産を起こしやすいと言われています。さらに腹痛や下痢といった消化器症状、頭痛などが現れた場合は摂取を見合わせた方がよいでしょう。近藤雅雄(東京都市大学名誉教授)
PDFもご参照ください。PDF:飲む健康ゴーヤ