オリーブオイルは地中海に面した地域(イタリア、スペイン、ギリシャなど)で汎用されています。ギリシャでは日常的に様々な料理に使われ、消費量は世界一。他の食用油脂に比べて酸化されにくく固まりにくい性質を持つ。
ポリフェノールと良質の脂肪がからだと脳のエネルギー源となるほか、関節や粘膜の炎症を抑える効果があるという。主成分であるオレイン酸は腸を刺激して排便を促す効果があります。ただし体質によっては、過剰摂取により下痢を起こす場合もあると言われています。
オリーブオイルは大腸がんの予防として注目されています。日本では男女ともに大腸がんが急増していますが、オリーブオイルを大量に使っている南イタリアやギリシャ、スペインでは大腸がんが少ない。また、高GI食にオリーブオイルを加えると食後の血糖値が抑えられ、さらにダイエット効果(やせる)があるといわれています。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載)



