地中海に面した地域(イタリア、スペイン、ギリシャなど)で汎用されている。ギリシャでは日常的に様々な料理に使われ、消費量は世界一。他の食用油脂に比べて酸化されにくく固まりにくい性質を持つ。
ポリフェノールと良質の脂肪がからだと脳のエネルギー源となるほか、関節や粘膜の炎症を抑える効果があるという。主成分であるオレイン酸は腸を刺激して排便を促す効果がある。ただし体質によっては、過剰摂取により下痢を起こす場合もあるという。
オリイーブオイルは大腸がんの予防として注目されている。日本では男女ともに大腸がんが急増しているが、オリーブオイルを大量に使っている南イタリアやギリシャ、スペインでは大腸がんが少ない。また、高GI食にオリーブオイルを加えると食後血糖値が抑えられ、さらにダイエット効果(やせる)があるといわれている。