くるみは紀元前7000年前から人類が食用していたとも言われ、日本では縄文時代から食用していたとされる。米国カリフォルニア州と中国での生産が多く、日本では長野県東御市が生産量日本一です。脂質が実全体の70%を占め、必須脂肪酸オメガ3系脂肪酸(脂質を構成する脂肪酸)の一種であるα-リノレン酸も豊富に含み(くるみ(いり)100g当たり8.96gに対してアーモンドにはわずか0.01gしか含まれていない)、脳の細胞膜の構成成分となるなど、脳機能の維持に役立ちます。また、ビタミン(抗酸化に重要なEやエネルギー生産に必要なB群など)やミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛)が豊富に含まれており、栄養価が高く、脳や心臓の健康効果があるという。また、くるみにはポリフェノール(カテキン、タンニン、エラジタンニンなど)が含まれ、脳内化学伝達物質を活性化し、認知機能を向上させる可能性が示唆されています。
2015年、米国の大規模研究によって、くるみを消費した成人の記憶力・集中力・情報処理速度などの認知機能は年齢・性別・民族性に関係なく高いことが分かりました。くるみを1日に一握り分食べている人の記憶力は、食べていない人と比較して19%高いという。
くるみを毎日食べると、腸内環境の改善、生活習慣病予防、認知機能の維持、美肌、睡眠の質の向上などが期待できますが、カロリーが高いため1日7〜10粒(約30g)程度を目安に、適量を守ることが重要です。食べ過ぎると体重増加や消化不良の可能性があるため注意が必要です。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載、2025年10月1日更新)



