緑茶は多様な生理作用があり、飲む時と飲み過ぎに注意

 カテキン(渋味成分)、カフェイン(苦味成分)、テアニン(うま味成分)、ビタミン類(C、E、B2、葉酸)、ミネラル類(カリウム、カルシウム、リン、マンガン、フッ素など)、β-カロテン、γーアミノ酪酸、サポニン、食物繊維、クロロフィルなどが含まれ、これら成分による脳機能の保持、リラックス作用(α波出現)、認知症予防、神経管閉鎖障害の発症予防、覚醒作用(疲労感や眠気の除去)、抗酸化作用、血中コレステロールの低下、体脂肪低下、がん予防、虫歯予防、抗菌作用、血圧上昇抑制作用、動脈硬化予防、血糖上昇抑制作用、口臭予防(脱臭作用)、持久力増加、二日酔い防止、利尿促進作用、皮膚や粘膜の健康維持(コラーゲン形成促進)、皮膚や粘膜の健康維持、夜間の視力維持など、多様な作用が知られています。
 風邪などの予防で、緑茶のうがい効果が推奨されています。しかし、我われの知見では紅茶やウーロン茶などの発酵茶には効果がありましたが、緑茶にはありませんでした。また、食事中にお茶を飲むとお茶の成分タンニンと鉄が結合して、鉄の吸収が阻害されるので、鉄欠乏性貧血が起こることが危惧されています。したがって、食後や疲れたときに和菓子を食べながらリラックスして飲むと、テアニンの作用で疲れが癒されます。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載)