γ‐アミノ酪酸(GABA)は主に海馬、小脳、脊髄などに存在し、脳内の抑制性神経化学伝達物質として重要なアミノ酸です。ギャバは脳内のグルタミン酸から生産されます。GABA作動性のニューロンとしては大脳基底核の線条体からの投射ニューロンや、小脳のプルキンエ細胞などがあります。
玄米には天然ギャバが多く含まれ、さらに発芽することによって増加し、発芽玄米には白米の約10倍のギャバが含まれるともいわれている。その他、緑茶葉を窒素ガス下で処理したギャバロン茶やぬか漬けなどにも含まれています。
主な生理作用としては、脳の血流改善、記憶障害や意欲低下の改善、脳代謝改善、血圧降下、精神安定、腎・肝機能活性、アルコール代謝促進作用、消臭、大腸がん抑制作用などが期待されているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータが見当たらないため、妊娠中・授乳中の使用は避ける。
現在、ギャバは血液脳関門を通過しない物質であることがわかっており、サプリメントとしてギャバを摂取しても、それが神経化学伝達物質としてそのまま作用することはありません。(近藤雅雄、2015年10月5日掲載)



